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KYOTO MATERIAL YARD 7つのトークセッション
- ジャンル
- ビジネス/工芸/建築・デザイン/美術/複合
- カテゴリー
- トーク/レクチャー
- 開催日時
- 2024年9月21日(土)~2024年9月22日(日)
- 会場
- 京都芸術センター 大広間(すべて)
- 料金・その他
- 無料
※予約不要(定員あり)
- 事業区分
- 主催事業
9月21日、22日に開催するKYOTO MATERIAL YARD(京都素材倉庫)では、資材の循環、アップサイクル、リユースなどをテーマにしたイベントを多数開催します。
大広間では、2日間に渡って7つのトークを開催。予約不要で無料です。ぜひお立ち寄りください。
①オープニングトーク「KYOTO MATERIAL YARDはじまりとこれから」
偶然や必然が重なり、出会いと話し合いによって誕生したKYOTO MATERIAL YARDの、はじまりとこれからのことをお話します。
日時:2024年9月21日(土)14:00〜15:00
登壇者:岩崎仁志(株式会社ヒューマンフォーラム)
宇都宮信人(航海薄明団長/unknowncinema.kyotobase)
大松千紘(京都市産業観光局地域企業イノベーション推進室)
松本侑大(航海薄明デザイン担当/freerage)
山本麻友美(京都芸術センター/アート×ビジネス共創拠点「器」)
進行:仲田匡志(航海薄明共創応援担当/株式会社SOU)
②「アート/マテリアル/循環の試み」
札幌で行われている資材の循環プロジェクト《周活 shukatsu》や、文化芸術の視点から気候変動や地球環境の課題を見つめるコモンスペースを目指す《信州アーツクライメイトキャンプ》等、アートの現場で行われている環境への取り組みをご紹介します。
日時:2024年9月21日(土)15:00〜16:00
登壇者:岡 碧幸(アーティスト/周活shukatsu)
野村政之(信州アーツカウンシルゼネラルコーディネーター)
進行:山本麻友美(京都芸術センター/アート×ビジネス共創拠点「器」)
③「持続可能な建築について考えよう。」
建築現場や製作家具の工場などから出る廃材や残材のリユースを促進するアプリHaleleaを誕生させた近藤雅也さんと、能登での活動を行う大工の宮坂竜太さんをお招きし、持続可能な建築について考えます。「廃材を配財に」をテーマとする Halelea を活用した屋台製作ワークショップを展開している橋本千恵さんにもお話しいただきます。
日 時:2024年9月21日(土)16:00〜16:30
登壇者:近藤雅也(Halelea)
宮坂竜太(どせゐ工作所/まなすびと)
橋本千恵(WOW!/モバイル屋台つくろう・たのしもう)
進 行:笠島陽子(株式会社ツクリエ/アート×ビジネス共創拠点「器」)
※登壇者のお三方が講師をつとめる「廃材で屋台をつくるワークショップ」もミーティングルーム2で開催中です。
④「伐採木の循環~まち・人を豊かにするマテリアルに~」
公共空間の手入れで生まれる伐採木をアートやファニチャー、建築物のマテリアルとして活用。また、そのプロセスでDIYしながら、森づくりやものづくりを民主化する取り組み《都市林業プロジェクト》をご紹介します。
日時:2024年9月21日(土)16:30〜17:30
登壇者: 十塚 悠(合同会社 洛北社中)
葉山 和則(京都市都市経営戦略室)
⑤「レミダをつくろう:レッジョ・エミリアにおける子どもたちのためのアートリサイクルセンター」
イタリアのレッジョ・エミリアには、地域の自然素材や企業等から提供される廃材を回収し、市内の乳幼児施設や教育現場に提供し、子どもたちの創作活動を支える素材倉庫「レミダ」というクリエイティブなリサイクルセンターがあります。京都でこの「レミダ」のような場をつくろうと活動されている「 Gurure:(ぐるり)プロジェクト」のかとうゆみさんと、レッジョ・エミリアで学び「アトリエリスタ」として活動されている津田純佳さんを招き、お話を伺います。
日時:2024年9月22日(日)14:00〜15:00
登壇者:かとうゆみ(NPO法人こどもアート代表)
津田純佳(みりおらーれ代表/アトリエリスタ)
進行:高坂玲子(フリーランスアートマネージャー/アート×ビジネス共創拠点「器」)
⑥「古材とデジタルのアッサンブラージュ」
※京都芸術センター展覧会「偶然性の美学」関連企画
情報の集積体としての建築を、新しい手法で読み解き、持続可能性を模索するー。近年建築業界で注目を集める古材を含むリユース材の活用に、コンピュテーショナルデザインを取り入れ、既存の建築や都市の作り方そのものにアプローチを続ける木内俊克さんにお話をうかがいます。
日時:2024年9月22日(日)15:00〜16:00
講師:木内俊克(建築家/京都工芸繊維大学 未来デザイン・工学機構特任准教授)
進行:西田祥子(京都芸術センター)
※京都芸術センターギャラリー南では、キュレーターで美術史家のセバスチャン・ピュリオによる展覧会「ニュイ・ブランシュKYOTO 2024 【偶然性の美学—Life is what happens to you while you are busy making other plans】」を開催中です。木内俊克さんと京都工芸繊維大学Adaptive Design & Assembly Systemスタジオによる空間デザイン、什器等もご覧いただけます。併せてお楽しみください。
⑦「アーティストと企業の関係:コラボレイティブであること」
これまで様々なアーティストの活動を、企業の側から見て、アドバイスやサポートをされてきた戸村朝子さんにお話をうかがいます。アーティストや文化関係団体が企業にアピールするべきポイントやアプローチ方法を知り、アーティストと企業の新しい関係性の構築について考えます。
日時:2024年9月22日(日)17:00〜18:00
講師:戸村朝子(ソニーグループ株式会社 Headquarters技術戦略部 コンテンツ技術&アライアンスグループ General Manager
進行:山本麻友美(京都芸術センター/アート×ビジネス共創拠点「器」)
基本情報
日時 |
2024年9月21日(土)~2024年9月22日(日) 開始・終了時間は多少前後する場合があります。ご了承ください。 |
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料金 | 無料 |
申込方法 | 予約不要 |
関連リンク | |
会場 | 京都芸術センター 大広間(すべて) |
プロフィール
岩崎仁志(株式会社ヒューマンフォーラム)
1975年生まれ。サーフィン、ランニング、釣りなど、自然を感じることが好き。アパレル小売ブランド【SPINNS】、【mumokuteki】、【森】など約70店舗を展開し、農業生産法人や通信制高等学園の運営を行う。2022年9月より、京都市を中心に「循環フェス」や、古着の回収と循環インフラ構築事業「RELEASE⇆CATCH(リリースキャッチ)」を開始。
宇都宮信人(航海薄明団長/unknowncinema.kyotobase)
映画館や大手映画配給会社とは違い、映画上映会作りを専門とした映画配給会社で行政、学校、地域団体、企業などの上映会案件を担当後、独立。「unknowncinema.kyotobase」を立ち上げる。コロナの影響で映画の上映が実施できない中、ドライブインシアターなどのイベント上映を中心に上映会作りに奮闘。コロナ禍の経験で「映画上映」という主催者ありきのコンテンツ営業とは別に、『自社のオリジナルイベント』という新たな柱を作りたいと思うようになる。『自分が面白いと思う事と、世の中のためになること』が混ざった物に挑戦したいと思い、大好きな野外上映会専門のプロジェクトチームを立ち上げることに。趣味: キャンプ、映画鑑賞、子どもと遊ぶ、外遊び。
大松千紘(京都市産業観光局地域企業イノベーション推進室)
未来力会議や未来の祭典を担当し、企業のビジネスアイデアの具体化や企業間連携の支援をサポート。地域に根差し、地域と共に発展する「地域企業」を後押しする。
松本侑大(航海薄明デザイン担当/freerage)
アパレルブランド「free rage」のディレクター兼デザイナー。
「Lefty Art」名義でイラストレーターとしても活動し、様々な企業やメーカーと協働で製品などの企画を行う。特技:左手で絵を描くこと、自然で遊ぶこと
山本麻友美(京都芸術センター/アート×ビジネス共創拠点「器」)
アートの現場と行政の間で働くアートマネージャー。アート×ビジネス共創拠点「器」のディレクターとしてアーティストと企業の間に新しい回路を作ることを試みている。京都市文化政策コーディネーター。2019年から研究会「新しい文化政策プロジェクト」プロジェクトメンバー。2022年から自主的な活動としてKYOTO INTERCHANGEを開始。
仲田匡志(航海薄明共創応援担当/株式会社SOU)
沖縄県那覇市生まれ、名古屋・大阪・京都育ち。『ありのままの価値を発掘し、可能性を諦めない社会』を目指し、理念・人・事業づくりの伴走支援会社(株)SOUを創業。京都を拠点に、北海道から沖縄まで挑戦する人や組織を応援中。
岡 碧幸(アーティスト/周活shukatsu)
アーティスト。事物の並び替えによって解体される文脈と生成される意味に注目し、インスタレーションや映像を制作、実験的デザインやパフォーマンス的介入を行う。2024年1-2月にかけて、ドイツのtreibgutのメンバーとさっぽろ天神山アートスタジオの協力のもと、札幌でのアート資材循環活動「周活/shukatsu」を開始。
北海道大学農学部卒、英ロイヤルカレッジオブアート修了(MA)。武蔵野美術大学特任研究員。
野村政之(信州アーツカウンシルゼネラルコーディネーター)
1978年生まれ。長野県塩尻市出身。舞台芸術の創作現場と公的文化芸術支援に並行して携わる。公共ホール、民間劇場・劇団制作部、沖縄アーツカウンシルプログラムオフィサーを経て2018〜22年3月長野県県民文化部文化政策課文化振興コーディネーター。2022年度から現職。
近藤雅也(Halelea)
1977年4月生まれ。20歳より田中工務店にて現場監督として現場管理・建築の基礎を学ぶ。代表的な工事は元離宮二条城新収蔵庫新築工事。2013年より工務店として独立。リフォーム・リノベーションをメインとしている。2020年3月がんと診断され、自分の命と向き合い、社会貢献への想いが強くなる。以前より建築現場から出るまだまだ使える建築廃材を『もったいない』と考え、使ってくださる方に簡単に情報が届くアプリ Halelea を開発。「廃材を配財に」をテーマに活動中。
宮坂 竜太(どせゐ工作所/まなすびと)
東京都生まれ。京都に移住し京町家リノベーション専門の工務店にて大工修行後、2024年より独立。工事の過程で廃棄される建具や家具、廃材、端材などを引き取り、リメイクや材料に活用している。現在は、能登の復興支援活動「のと復耕ラボ」に参加し二拠点生活中。「WOW!」モバイル屋台ワークショップ講師。DJ活動「花背放送」も行っている。
橋本千恵(WOW!/モバイル屋台つくろう・たのしもう)
社会福祉士、介護福祉士として高齢者介護・認知症地域支援を20年以上経験後、京都市内において、市民活動に取り組む。ビールの原材料である植物「ホップ」の栽培を通したコミュニティづくり活動「エビバデ京ほっぷ」、認知症のある方と共に楽しみながら活動するコミュニティ「チーム上京!」、「モバイル屋台つくろう・たのしもう」などの社会課題解決を目的としたまちづくり活動を実践中。
笠島陽子(株式会社ツクリエ/アート×ビジネス共創拠点「器」)
アート×ビジネス共創拠点「器」では、マッチング相談や一部の企画を担当。ツクリエでは、インキュベーターとして、新しいことや新しいことを始める人を応援している。異分野融合が好き。
十塚悠(とってぃ)合同会社洛北社中/京都市公園利活用コーディネーター/大宮交通公園/起行町家HATCH食客
修士修了後、東京で化粧品メーカーのマーケティング・営業に従事。6年前に京都へJターンしITベンチャーでスパコンの営業をする傍ら、パラレルワーカーとして多様な地域ゴトに関わる。
現在は洛北エリアにある公園や商店街を起点とした地域循環の仕掛けづくりを行っている。
賀茂川、琵琶湖、やんばるの海や森が好きで、京都・高島・沖縄で水と森と繋がる町の暮らしをおおらかに探求中。
葉山 和則京都市都市経営戦略室
市政広報改革、市美術館のリニューアル、公園マネジメントモデルの構築等の担当を経て、現在は成長戦略の具現化や京都市長期ビジョンの策定に従事。多様な主体の共創による社会課題解決•価値創造のあり方を模索中。
何事にも巻き込み、巻き込まれがち。
かとうゆみ(NPO法人こどもアート代表)
衆議院議員秘書、グランドデザイン会社、現代美術作家、障がいをもつこどもたちとのアート活動を経て、2010年NPO法人こどもアート発起。アートを通して、こどもたちが自由に表現.創造する機会から、同時に、大人の内にある「こども」を触発する場をつくる。企業の社会貢献プログラム、まちと田舎の都市間交流、学生・母子支援、環境、国際交流などのフィールドにて「こどもアート」の可能性を紹介。2011レッジョエミリア「驚くべき学びの世界展」in京都、京都造形芸術大学こども芸術学科講師(2012-14)、2013TEDxKYOTO スピーカー、日蘭こども交流プログラム(アムステルダム)、こどもsozoプロジェクト(神戸)、地域の廃材・端材を利活用するGurure:ぐるりプロジェクト(京都)など。
こどもの持つ感性・感覚、自然の探求という3つの要素の融和に取り組む企画を実施する
津田純佳(みりおらーれ代表/アトリエリスタ)
アトリエリスタ/みりおらーれ代表。
子どもたちをはじめ、あらゆる人の学びの環境をよりよくする活動を行う。文化庁新進芸術家海外研修員(レッジョ・エミリア市/イタリア)。JIREAアドバイザー。京都府幼児教育スペシャルアドバイザー。京都市立幼稚園、渋谷プロジェクト(東京大学CEDEP・渋谷区)、東京プロジェクト(CEDEP・東京都)、世田谷区立教育総合センター他、全国の幼稚園や保育園、認定こども園などでアトリエ実践、研修等を行う。日本の伝統文化・産業による端材や余材を子どもたちの教育に活かすプロジェクト「つくもらぼ」をNPO法人和の学校と協働で始める。毎月異なるテーマのオンライン研修 “乳幼児教育の「環境」を考えるLIVEセミナー” を実施中。著書:『レッジョ・エミリアの乳幼児教育 アトリエから子どもが見える』(小学館)、『アトリエからはじまる「探究」 日本におけるレッジョ・インスパイアの乳幼児教育』(中央法規)
高坂玲子(フリーランスアートマネージャー/アート×ビジネス共創拠点「器」)
大阪・京都を中心に文化施設の運営、芸術祭やアートプロジェクトのコーディネート・マネージメント、文化芸術の相談窓口の運営などに従事し、2023年からはアート×ビジネス共創拠点「器」のスタッフとして、アート×ビジネスのマッチング等も行なっている。
木内俊克(建築家/SUNAKI共同代表/京都工芸繊維大学 未来デザイン工学機構 特任准教授)
SUNAKI共同代表。京都工芸繊維大学 未来デザイン工学機構 特任准教授。専門は建築設計、デジタル・ファブリケーションを軸に、建築・都市分野における情報学的領域全般。主な作品に、都市の残余空間をパブリックスペース化した砂山太一・山田橋との協働による「オブジェクトディスコ」や、デジタルを介した解体・既存資材活用を試みた空き家改修「新建築社 小豆島ハウス」。主な活動に第17回・19回ヴェネチアビエンナーレ国際建築展日本館展示参加など。
西田祥子(京都芸術センター)
佐賀県生まれ、京都大学文学部美学美術史学専攻卒業。直島、東京などで社会と芸術を架橋するアートプロジェクトの企画運営に携わる。現在は京都芸術センターでプログラムディレクターを務める傍ら、アートマネージャー・ラボをはじめ複数のアートコレクティブに参画し、アートに関わる誰もが心豊かに暮らせる社会を作ることを目指し活動している。近年の主な企画に「Screening Dialogue in Asia(元映画館、東京、2023年)「Art for Field Building in Bakuroyokoyama」(MIDORI.so Bakuroyokoyama、東京、2021)「講座・アートとハラスメントを考える」(オンライン講座、2020~2021年)等。
戸村朝子(ソニーグループ株式会社 Headquarters技術戦略部 コンテンツ技術&アライアンスグループ General Manager
2001年ソニー(株)入社。(株)ソニー・ピクチャーズエンタテインメント、(株)アニプレックスで、映画やアニメ作品のデジタル事業の新規開拓。その後、本社CSR部CSRイノベーション課にて、国際NGO等と技術を活用した社会課題解決に取組む。その後、ソニーのLife Space UX事業のクリエイターコミュニティマネジャーを経て、16年より現在まで、本社技術戦略部門で先端表現コンテンツプロト開発、クリエイティブ業界向け技術啓発活動、社内外のエンタテイメント技術者コミュニティ形成、サステナビリティ技術推進等を担当。慶応義塾大学大学院理学修士(化学)、政策・メディア研究修士(メディアアート)。
<委員等の就任>
東京⼤学⼤学院情報学環 客員研究員 2020-2024
東京工科大学 客員教授 2024-
SIGGRAPH Asia 2024, Art Gallery部⾨ 審査員
2024 64th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS デザイン部⾨ 審査委員
欧州委員会 Science+Technology+ARTSイノベーションアワード STARTS Prize 2022 審査員
Ars Electronica 2021 Festival for Art, Technology & Society, Garden Tokyo, 企画ディレクター
⽂化庁 メディア芸術クリエイター育成⽀援事業アドバイザー 2017-2024
⽂化庁 ⽂化審議会 第15期⽂化政策部会 メディア芸術ワーキング・グループ 副議長・専門委員 2017
クレジット
主 催|京都市、公益財団法人京都市芸術文化協会、株式会社ヒューマンフォーラム、航海薄明
出展協力|FES株式会社、株式会社松下工房、株式会社ワコール
株式会社イワタ、株式会社エイリン、土御門仏所、株式会社フロニカ
協 力|spice stand sola、移動する竹村商店、学生廃材屋台「のらりくらり」
問合せ先
アート×ビジネス共創拠点「器」(京都芸術センター内)
メールアドレス:utsuwa@kac.or.jp