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松根充和 『踊れ、入国したければ!』
- ジャンル
- ダンス/美術/音楽
- カテゴリー
- 公演
- 開催日時
- 2016年11月3日(木)~2016年11月6日(日)
- 会場
- 京都芸術センター 講堂
- 料金・その他
- 有料
- 事業区分
- 主催事業
KYOTO EXPERIMENT 2016 AUTUMN公式プログラム
国籍や民族の境界線を問い直すパフォーマンス
松根は、単純な批判の声を上げるのではなく、自身の旅の経験を手がかりにこの奇妙な事件が提示する疑問に迫る。
ジャクソンが所属していたニューヨークの名門アルヴィン・エイリー・ダンスカンパニーの黒人公民権運動の歴史に触発されて振りつけられたダンスを踊ってみせたり、パスポートの身分証明書としての真価を疑いながら、松根はこの事件が起こった背景について考察していく。国籍、民族とそのアイデンティティに強引に線を引く社会に対して、長年海外暮らしを続ける松根はその境界に立ちながら、どこまでも個人としての立場から、あの手この手で挑発を続ける。
なお、松根が企画する展覧会『世界の向こう側へ』も同会場内で開催する。国内外の作家が出品して、国境などの境界線における摩擦や矛盾をあぶり出す。
- 日時
-
2016年11月3日 (木) – 2016年11月6日 (日)
11月3日 (木祝) 16:30-◎
4日 (金) 19:30-*
5日 (土) 14:00-◎
6日 (日) 19:30-
*ポスト・パフォーマンス・トーク
※受付開始・当日券販売→開演の60分前
◎託児サービスあり(有料・要予約) - 会場
- 京都芸術センター 講堂
松根充和 | Michikazu Matsune
1973年神戸出身、1997年よりウィーン在住。現代社会を反映するどこか滑稽でシリアスな作品を、パフォーマンス、インスタレーション、写真、ビデオなどのさまざまな形で発表している。コンテンポラリー・ダンサーとして活動した後、身体と物体、場と行動の関係などをテーマに制作している。近年では、覆面マスクで店に入るが、強盗せずに商品を購入し、その成果を展示した『Buydentity Unknown』や、ろう者の人達の手話で繰り広げられる舞台作品『Zeichensturm』などを発表。ロシア人アーティストのマクシム・イリューヒンとの共作『客観的なものの見方』では、お互いが少年時代に無意識に擦り込まれた日本人・ロシア人のアイデンティティーを個人的な観点から再考するパフォーマンスに取り組む。
2010年までは、オーストリアのアーティスト、デービット・スバルとの共作も多数発表。代表的なプロジェクトに、世界二十以上の都市で展開(開店)してきた、客がリストから選んだパフォーマンス小品(商品)を即売するお店『ストア』や、旧ウィーン皇室専用乗馬訓練所(現在、Museumsquartier Vienna)で行った、馬についての歌(ポップソングや子どもの歌など)を、二頭の馬に聴かせるインスタレーション『私は馬です』などがある。2012年より、非常勤講師としてベルリン芸術大学、ザルツブルグ・エクスペリメンタル・アカデミー・オブ・ダンスでパフォーマンスの授業を受け持つ。近年は、パフォーマンスを軸とした展覧会の企画も手掛けている。
http://www.michikazumatsune.info/
主催
京都国際舞台芸術祭実行委員会[京都市、ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)、京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター]
URL
他の演目の情報はこちら
http://kyoto-ex.jp
問合せ先
KYOTO EXPERIMENT事務局(平日 11:00-19:00)
TEL:075-213-5839 / FAX:075-213-5849
E-mail:info@kyoto-ex.jp
料金
一般 前売 ¥2,500/当日 ¥3,000
ユース・学生 前売 ¥2,000/当日 ¥2,500
シニア 前売 ¥2,000/当日 ¥2,500
高校生以下 前売 ¥1,000/当日 ¥1,000
ペア ¥4,500(前売のみ)
※ユースは25歳以下、シニアは65歳以上
※全席自由
[展覧会]松根充和企画『世界の向こう側へ』
上演前後の1時間に同会場にて、展覧会『世界の向こう側へ』をご覧いただけます。
出品作家:榎忠、ムラット・ゴック、アルド・ジアノッティ、マレーネ・ハウスエッガー、レオポルド・ケスラー、ミヤギフトシ、パトリシア・リード、ジュン・ヤン