SCROLL
KAKUHAN「musica s/tirring」
- ジャンル
- 音楽
- カテゴリー
- 公演
- 開催日時
- 2022年11月19日(土)~2022年11月20日(日)
- 会場
- 京都芸術センター 講堂/フリースペース
- 料金・その他
- 有料
- 事業区分
- 主催事業
音と何か。何処か、その「対(つい)」を攪拌(KAKUHAN)する「音/樂」。
大阪と京都を拠点とし、国内外で活動する日野と中川はそれぞれ、ライブ演奏だけでなく、舞台や映画の音楽制作などの多様な活動を続けるなかで、既存の音楽の範疇を逸脱しながら、音楽がもつポテンシャルに対して深い思考/試行を巡らせてきました。そうした両者は、オーケストラ公演など、これまで様々な作品を共に制作して作ってきましたが、デュオという最小単位での制作は、本公演が初めての機会となります。
公演タイトルの「musica s/tirring」は、日野と中川の制作コンセプトから名づけられました。「撹拌」を意味する「stirring」。それにスラッシュが付されることで、「s/t」という「セルフタイトル」を意味する表記が形づくられています。そうした語を「musica(音楽)」と結び付けること。すなわち、日野と中川は、音楽を攪拌することと、音楽そのものであることを、時に重ね合わせ、時に両者の間を往還することで、制作を行ってきたのです。
本公演では、そのようにして両者が制作した楽曲を「負(OU)」と「角(KAK)」というふたつに分けて構成し、京都芸術センターの講堂とフリースペースにて演奏を行います。
Co-program(コープログラム)2022カテゴリーA「共同制作」採択企画。
出演 KAKUHAN(日野浩志郎、中川裕貴)
音響 西川文章
音響プログラミング 古舘健
照明 渡辺敬之
美術 OLEO
舞台監督 十河陽平
宣伝美術 白石晋一郎(写真)、清田優(デザイン)
- 日時
-
2022年11月19日 (土) – 2022年11月20日 (日)
開場 14:30
開演 15:00(17時終了予定)
※1部は開演10分以降は途中入場不可、2部は途中入退場可能です。 - 会場
- 京都芸術センター 講堂/フリースペース
- <1部:負(OU)>
- 「負」という文字や、その語源である「人が貝を背負う」・「2つに割れた状態」・「反対方向に背く」。数学における「負数(マイナスの数字)」のイメージ。これらから着想した楽曲を披露する。2部の「角(KAK)」が外側に向かうエネルギーを原理とするならば、1部「負(OU)」では、内向きのエネルギーを追求する。これは楽器に潜勢する音やイメージについての再・思考/試行でもある。こうした1部では技術監修/コラボレーターとして古舘健を招く。KAKUHANの演奏によって生じる「音像」に対して、その「外部」から様々な音響的アプローチが試みられることで、楽器に本来備わる音はさらに攪拌されるだろう。
- <2部:角(KAK)>
- 「角」という文字は象形文字であり、「中が空(から)になっている固いツノ(角)」をかたどった文字だとされる。その「角」という文字の成り立ちから着想を得たこの2部「角(KAK)」では、内的な意味やイメージを表す1部「負(OU)」とは異なり、「外側に向かう力=角=攪(拌)」をベースに演奏を行う。シンプルな空間構成で実施される1部とは異なり、京都芸術センターのフリースペースの「角=すみ≒空間」に、OLEOが舞台美術を施し、演奏によって生まれる音像をより「外側」へと攪拌する空間演出が生み出される。
※2部のみスタンディング公演となっております。
日野浩志郎
ソロプロジェクトのYPY、国内外のアンダーグラウンドミュージシャンのリリースを行うカセットレーベル「Birdfriend」、コンテンポラリー/電子音楽をリリースするレーベル「NAKID」主宰。「goat」、「bonanzas」というバンドのプレイヤー兼コンポーザーであり、自身の舞台作品としてクラシック楽器や電子音を融合させたハイブリッドオーケストラ「Virginal Variations」、多数のスピーカーや移動する演奏者を混じえた全身聴覚ライブ「GEIST(ガイスト)」の作曲・演出の他、カジワラトシオと東野祥子によって設立されたANTIBODIES collectiveでの活動などを行っている。2021年には佐渡島の太鼓芸能集団鼓童と滞在制作を行い書き下ろした90分に及ぶ楽曲群を捉えた映画「戦慄せしめよ/Shiver」(監督:豊田利晃)が公開。これまでEM records、Workshop、WhereToNow?、Nous、Acido、BLACK SMOKER RECORDSなどからリリースしている。
中川裕貴
1986年生まれ、三重/京都在住。作曲、演奏、演出を主にチェロを使用して行う。
チェロを演奏し広い意味での「声」をその楽器から引き出すこと、またチェロに物理的に打撃を与える打楽器的演奏や自作の弓を使用した特殊奏法など駆使し、それらの音から時間の上に様々な状況を創り出す。
音楽以外の表現形式との交流も長く、様々なアーティストのサポートや音楽提供、共同パフォーマンスも継続して行っている。
また近年では、ライブ/コンサート活動と並行して、自身がかつて使用し破損したチェロが、改造を施され自動で演奏を行うインスタレーション作品制作にも取り組む。
近年のコンサート活動として、「ここでひくことについて」(2019、京都芸術センター)、ロームシアター京都×京都芸術センターU35創造支援プログラム“KIPPU”「アウト、セーフ、フレーム」(2020、ロームシアター京都サウスホール)。またサウンドインスタレーション(展示)+パフォーマンス作品として「Autoplay and Autopsy」(2021、UrBANGUILD)などがある。
Co-program(コープログラム)とは
京都芸術センターと共同で行う事業プランを募集しする事業。審査を経て採用されたプランについて、申請者と京都芸術センターが共に実現に向けて取り組みます。
異なるパラダイムの触発・融合・溶解の中から、新しく挑戦的な芸術文化を創造することを目指し、アーティストとの連携を強化して創作・発表の幅をさらに広げることを目的としている。
分野、支援金の額等により、募集枠はA~Dまでのカテゴリーに分かれています。
主催
株式会社鳥友会、京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)
共催
文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業
問合せ先
京都芸術センター
TEL 075-213-1000
FAX 075-213-1004
E-mail info@kac.or.jp
料金
前売り 3,000円
当日 3,500円
U25 2,000円
チケット/申し込み
■Peatix
ご予約・ご購入はこちら
*クレジットカード決済、コンビニ決済、キャリア決済
*ご予約・ご購入には事前に会員登録(無料)が別途必要です
■京都芸術センターイベントページ
ご予約・ご購入はこちら
*当日精算のみ
■京都芸術センター 窓口 [10:00-20:00]
〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
*窓口販売のみ。電話・FAXによる予約は不可。
新型コロナウイルス感染拡大防止について
以下にご理解とご協力をお願いいたします。
・37.5°以上の発熱のある方や体調不良の方のご入場制限
・入場時の検温および手指消毒、ソーシャルディスタンスの保持
・ワークショップ参加中のマスク着用
・「京都市新型コロナ安心追跡サービス」へのご登録
・新型コロナウイルス感染拡大状況によってはやむなく中止、内容を変更する場合があります。
また万一感染が発生した場合に備え、お客様の氏名、連絡先の情報を把握いたします。
※感染者が出た場合など必要に応じて保健所等の公的機関に情報提供をいたします。
※個人情報保護法を遵守し、個人情報を公演後2週間をめどに廃棄します。
このほか主催者および京都芸術センターが定めるガイドラインに則り実施いたします。必ず事前にご確認ください。
京都芸術センター新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドラインhttps://www.kac.or.jp/wp-content/uploads/old/2bf067050415c3a97734bd9f4c692557-1.pdf