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KAC アーティスト・イン・レジデンス・プログラム 2014 展覧会 / シアラ・スカンラン&マシュー・ネヴィン『IMITATOR』

ジャンル
その他/美術
カテゴリー
展覧会
開催日時
2014年8月2日(土)~2014年8月10日(日)
会場
京都芸術センター ミーティングルーム2
料金・その他
無料
事業区分
主催事業
KAC アーティスト・イン・レジデンス・プログラム 2014 展覧会 / シアラ・スカンラン&マシュー・ネヴィン『IMITATOR』

アイルランドより2名のキュレーター・アーティストを招き、ビデオ・インスタレーション作品による展覧会『IMITATOR』を開催します。今回のレジデント・アーティストは、ダブリンで芸術家団体MARTを組織しているシアラ・スカンランとマシュー・ネヴィンです。

「KACアーティスト・イン・レジデンス・プログラム」では、異なる文化に触れることで新しい芸術表現を生み出そうとする新進又は若手のアーティストや芸術分野の研究者等を受け入れ、京都での滞在創作活動の支援を行っています(公募部門では、舞台芸術分野と造形分野を隔年で募集)。

■展覧会テーマ「IMITATOR」について

「イミテーションは追従の最も誠実なかたちである。」
英国の作家チャールズ・カレブ・コルトン(1780 年-1832 年)の格言より
「私たちはたいがいイミテーターの国民であり、西欧の日本人のような国民なのかもしれない。」
初代アイルランド大統領ダグラス・ハイド(1892年)

シアラとマシューは、映像作家トリッシュ・マクアダムス、造形作家アンドリュー・カーソン、アイルランドの人気ミュージシャンのローシーン・Oらともに、それぞれの考えに基づき資質を生かしながら「イミテーション」というテーマで映像作品を制作しました。

カメラで自分を撮影する「自撮り」。ささやかな名声を手にすること。自分の欲望を満たすことに執着すること。ソーシャルメディアでの自己アピール。現代におけるナルシシズムのかたちは、生活様式に応じて日々変化し続けています。今回のパフォーマティブ(行為遂行的)なインスタレーションでは、ソーシャルメディアやテレビ、ラジオ、youtubeなどを通じて人々のあいだに伝染し、「有名」になっていく装置をつくりだします。観客も映像で上演される一連の奇妙な行為を「イミテート」し、さらには世界中に広まって芸術的なパフォーマンス運動となっていく過程を検証します。

日時
2014年8月2日(土) – 8月10日(日)
10:00 ~ 20:00
※会期中無休
会場
京都芸術センター ミーティングルーム2
トーク・イベント「IMITATORS」
「イミテーション」をめぐってシアラ&マシューと日本のアーティストがお話します。
日時:8月9日(土)18:00-19:30
会場:和室「明倫」
トークゲスト:澤田知子(アーティスト)、高橋耕平(美術作家)ほか
*参加費無料・事前申込不要
*詳細は以下のウェブページ
http://dev.kac-old.bankto.co.jp/events/13752/

MARTについて

MARTは、2006年にダブリン(アイルランド)で、マシュー・ネヴィンとシアラ・スカンランによって結成された非営利団体です。知的好奇心を掻き立て教育的な効果を持つ美術の力によって、アート間のジャンルを越境しようとする理念に基づき設立されました。MARTが目的としているのは、鑑賞と制作の両方において、社会のあらゆる分野の人々と積極的に関係し合いながら、コンテンポラリーアートを文化の最前線へと押し上げることであり、とりわけ、ニューメディア、インスタレーション、彫刻、実験映像、パフォーマンスアートを手掛けるアーティストのプラットフォームとして機能することを目指しています。もともと消防署であった建物を3つの棟と2つのギャラリーへと改装し、現在40名以上のアーティストにスタジオを提供しています。また、クリエイティブフードやデザイングッズのショップも運営しています。
www.mart.ie/

Ciara Scanlan  (シアラ・スカンラン)

MARTの共同ディレクターであり、MARTのあらゆる活動に関与する。また、ダブリンを拠点に活動するアーティストでありキュレーター。2005年にCIT Crawford College of Art & Designを第一級の成績で卒業、National College ofArt and Design(Dublin)にて修士号取得(MFA Art in the Digital World)。作品制作においては、メディアに内在する、社会を統合/分断する力をテーマとし、おもに映像、パフォーマンス、ウェブによる介入手段を用いる。また、アイルランドとイギリスにおけるニューメディア・アートとライブ・アートの発展に寄与する領域横断的団体MARTイニチアチブの創設メンバー(2007年)の一人でもある。

Matthew Nevin (マシュー・ネヴィン)

MARTの共同ディレクターであり、企画を実行に移す役割を担う。Ballyfermot College of Further Education にてPresentation and Performance Skills for theMediaコースを修了後、Film & Television and Scenography (Design) Studies を卒業。National College of Art and DesignのMasters of Contemporary Artを修了。MARTのディレクターとして活躍しているだけでなく、自身の作品の発表や、アイルランド内外の展覧会のキュレーションも行っている。また、アートディレクター/デザイナーとして、イギリス、アイルランド、アメリカの映画・テレビ・舞台芸術におけるアート部門でも活躍している。

主催

京都芸術センター

URL

http://dev.kac-old.bankto.co.jp

問合せ先

京都芸術センター
TEL:075-213-1000
E-mail:info@kac.or.jp

料金

料金:無料

助成

平成26年度文化庁文化芸術の海外発信拠点形成事業

関連事業

Kyoto A. I. R. Alliance Festival 2014