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Co-program2021 カテゴリーC 松尾加奈・楊淳婷「作り手のためのインターバルー今なぜ“アートコレクティブ”なのか—」
- ジャンル
- 美術
- カテゴリー
- その他
- 開催日時
- 2021年11月6日(土)
- 会場
- 京都芸術センター フリースペース
- 料金・その他
- 有料
- 事業区分
- 主催事業
「コレクティブ」、「集団創作」、「協働」といったキーワードを中心に、作り手同士の緩やかなダイアログの場を作り出す一日限りのセッション
昨今、様々なアートの分野で、成果物としての作品のみならず、「いかに作るか」という作品に至るまでの創作プロセスも同様に注目されるようになっています。
本企画は、国内外で活動するインディペンデントキュレーターの居原田遥氏とshelf代表で演出家の矢野靖人氏をゲストにお招きし、「コレクティブ」、「集団創作」、「協働」といったキーワードの下にこれまでの経験や現地での見聞に基づいたゲストトークと参加者との対話型のワークショップで構成されています。
トークでは、演劇、アートプロジェクト、美術など複数の視座からこれらの動向を紐解いていきます。そして、対話型ワークショップでは、参加者それぞれの経験を振り返りながら、自由に話ができる”休憩”と”準備”のひとときを作り出していきます。
通常「インターバル」と聞くと、上演における幕間の時間をイメージしますが、本企画は、インターバルを「作り手のため」に設けることで、”休憩”の中から、次なるアートのシーンに向けて、”準備”をおこなっていくことを目指しています。劇団やカンパニーなどの垣根やジャンルを一時的に取り払うことで、様々な「作り手」たちに、共通の楽屋を設ける実験でもあります。
ここでは、アーティストのみならず、技術スタッフ、アートマネジメントに関わる人、ドラマトゥルク、将来的にアート分野で活動していきたいと志している学生なども「作り手」として広く捉えていますので、ぜひふるってご参加ください。
- 日時
-
2021年11月6日(土)13:00~17:00
(2021年7月17日(土)から延期開催)ーーーーーーー
13:00-13:50
居原田遥氏によるトーク「コレクティブ」
zoomウェビナーにて配信視聴も可13:50-14:30
矢野靖人氏によるトーク「集団創作」
zoomウェビナーにて配信視聴も可14:30-14:35
休憩(インターバル)14:35-15:20
クロストーク
zoomウェビナーにて配信視聴も可15:20-15:30
休憩(インターバル)15:30-17:00
ワークショップ
現地参加のみ - 会場
- 京都芸術センター フリースペース
- 【参加対象】
- 1. これから「集団創作」、「コレクティブ」、「協働」を意識して創作に取り組もうとしている作り手(アーティスト、俳優、演出家、アートマネージャー、学生など)
2. 日頃、芸術活動をするうえで、既存の創作プロセスや集団制作のあり方に、もやもやを感じている人、もしくは少し別の角度で捉え直してみたい人
3. 演劇、ダンス、アートプロジェクト、現代美術など、ジャンルの枠組みにとらわれない、作り手同士のネットワークを求めている人
- 参加費・定員
- 【参加費】
<ゲストトークのみ> 500円 (定員:50名)
※zoomウェビナー配信視聴
※チケットをご購入いただいた方には、イベント開始前日までに、WebinarのURLを「登録いただいたメールアドレス」までお送りいたします。<ゲストトーク+対話型ワークショップ> 500円(15名程度、先着順)
※会場での参加※学生 参加無料。ただし、学生の無料参加枠には限りがありますので、あらかじめご了承ください。
※やむを得ない事情により、内容を変更又は中止する場合は参加予定者にお知らせいたします。
企画:松尾加奈
1993年東京生まれ。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻修了。舞台芸術の稽古場における集団創作のあり方に主眼を置き、自らが現場に入ることで、創作プロセスの記録を試みている。2017年より、官民協働海外留学支援制度トビタテ!留学JAPAN 7期生として、ロンドン大学ゴールドスミスカレッジWorld Theatresコースに留学、修士号を取得。現在、東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科の教育研究助手、2019・2020年度ロームシアター京都リサーチプログラムのリサーチャー。学校法人瓜生山学園 京都芸術大学〈舞台芸術作品の創造・受容のための領域横断的・実践的研究拠点〉2021年度「演劇におけるポリフォニー:集団創作のプロセスと作品の構造をめぐって」研究代表。
※〈舞台芸術作品の創造・受容のための領域横断的・実践的研究拠点〉は、学校法人瓜生山学園 京都芸術大学 舞台芸術研究センターが母体となり、文部科学省「共同利用・共同研究拠点」の設定を受けて2013年度に設置された研究拠点です。ウェブサイト:http://www.k-pac.org/kyoten/
企画:楊淳婷
台湾台北市生まれ。国立政治大学(台湾)卒業。2019年に東京藝術大学で博士号取得(Ph.D./芸術環境創造分野)。自身の経験から移住や移民、社会とアートの関係性に関心を抱き、博士課程ではアートプロジェクトの企画・運営に携わりながら、「多文化社会、社会包摂とアート」をキーワードに研究・フィールドワークを行なった。2019年度はアートプロジェクト「イミグレーション・ミュージアム・東京」の企画統括を担当。現在、東京藝術⼤学⼤学院国際芸術創造研究科特任助教。多様な人々による共創的な芸術活動に着目して研究・実践に取り組んでいる。
ゲスト:居原田遥(インディペンデントキュレーター)
1991年沖縄県生まれ。2015年東京藝術大学大学院音楽研究科芸術環境創造領域修了。現在、同大学グローバルサポートセンター非常勤講師/東京藝大アジア・アート・イニシアティブコーディネーター。アジア地域における文化交流事業のコーディネーターを務めながら出身地である沖縄とアジアを主なフィールドとした美術・映像・映画等の作品制作のコーディネート、ジャンルに捉われないイベントの企画を行う。主な企画に、ドキュメンタリー映画『CONSTELLATION』(中森圭二郎監督)企画・制作(2016)、「美しければ美しいほど」企画(原爆の図 丸木美術館、埼玉、2018)「HOTEL ASIA Unidentified Landscape 2018」キュレーション(沖縄、福岡、重慶市・中国 他、2019)など。
ゲスト:矢野靖人(shelf代表、演出家)
1975年名古屋生まれ。2002年にshelfを設立。以降すべての作品の演出を手掛ける。代表作に『GHOSTS』、(イプセン)、『班女/弱法師』(三島由紀夫)等。近年は海外での活動が多く、2014年代表作『GHOSTS』が国際イプセンフェスティバルに招聘。その後、バンコクでの共同制作は2回に及ぶ(2015-2017)。中国では都合3回のツアーで合計7都市村を巡演(2018-2019)。現在、東京-ジャカルタ長期国際演劇共同制作プロジェクト(2020-2023)を実施中。他、東京アートポイント計画『東京で(国)境をこえる』のプロジェクトディレクターも務める。
ファシリテーター:中谷和代(演出家、ワークショップデザイナー)
京都市生まれ。2013年に自身が代表・演出を務めるパフォーマンスカンパニー
「ソノノチ」を設立。近年はアーティスト・イン・レジデンス(滞在制作)での
リサーチと創作を活動の中心とし、今ここにあるものの声を徹底的にまなざすことで新たな時間感を追求するため、2020年に『風景演劇プロジェクト』を立ち上げ。作品を継続的に発表している。また創作活動と並行しワークショップデザイナーとして、教育、医療、福祉など様々な分野・年代の人々に向けた集いのデザインや、ファシリテーションを行う。
主催
京都芸術センター、
松尾加奈(学校法人瓜生山学園 京都芸術大学〈舞台芸術作品の創造・受容のための領域横断的・実践的研究拠点〉2021年度「演劇におけるポリフォニー:集団創作のプロセスと作品の構造をめぐって」研究代表)、楊淳婷(東京藝術大学特任助教)
問合せ先
インターバル2021運営事務局
E-mail: intervalforartists2021@gmail.com