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ルサンチカ『まさらまち』

Co-program(コープログラム)

ジャンル
演劇
カテゴリー
公演
開催日時
2024年12月20日(金)~2024年12月23日(月)
会場
京都芸術センター 講堂
料金・その他
有料
※チケット販売(事前決済)
事業区分
主催事業
ルサンチカ『まさらまち』

Co-program 2024 カテゴリーA 採択公演『更地』プレ企画
3人の男と、ここにはいない女、生活を共にするわずかの家具什器。
「おはよう」。
長い夜が終わったのちに現れた朝。
世界もこのように初めての朝から始まっていったのかもしれない。

ルサンチカでは2025年に太田省吾作『更地』の上演を京都芸術センターにて予定しています。
そのための準備として2024年12月、『まさらまち』を上演します。

『更地』は、初老の夫婦が彼女らが住んでいたであろう家の跡地で過去を振り返る物語。
『まさらまち』は、「家と付随する生活について」のインタビューを物語のはじまりとします。

生活の基盤、セーブ場所、帰ってくる場所、出ていく場所。
そんな場所が「まっさら」になってしまった時のことを想像してみます。
地震が来たり、戦争が起きたり、時には怪獣が来ることも考えておきます。
これらは、いつか起きてしまうだろうと思いながら、恐ろしくて悲しくてなるべく考えずにきたことたちだろうと思います。
けれど、家がなくなることは必ずしも悲しみを運んでくるだけではないかもしれません。誰も自分を知らない街で、心機一転新しい生活を始めてみたいと思ったことはありませんか?
私たちには与えられた状況を好き勝手に解釈していい自由があります。それはなにも災いの後に限らず、今この瞬間でも。

いつか私たちは黄金の時を求めて死の危険を孕む空間に旅立つことになるでしょう。それが生きるということなのです。
けれども、まずはここから生活を組み立てていかなければなりません。
今日のところは立ち止まって、夜空を見上げてみましょう。

ここは 『まさらまち』
まっさら な はじまりのまち


出演:秋元隆秀、大石英史、田辺泰信

構成・演出:河井朗
ドラマトゥルク:蒼乃まを
美術:カミイケタクヤ
記録:manami tanaka
協力:青年団
制作:谷竜一、原田直子(京都芸術センター)
企画:ルサンチカ
主催:ルサンチカ、京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)

太田省吾『更地』について

1992年に劇作家・演出家の太田省吾によって初演された本作は、映画『ゴジラ』の中で、ゴジラが踏み荒らした東京の「更地」から着想を得たと言われています。

震災やテロ、戦争などいつか起こってしまうだろうと思ってはいるものの、それが今日だと誰も考えていないものが現実には起こり続けています。

タイトル通り、何も無くなってしまっている「更地」で物語は進んでいきます。途中で「なにもかもなくしてみる」(台詞抜粋)と、自分の意志で「更地」を生み出す行為が重ねられることにより、そこはかとない寂しさが一転して未来への希望を望む物語のようにもみえていきます。

戯曲はこちらで読めます(戯曲デジタルアーカイブWEB) 

太田省吾 

1970年より、転形劇場主宰。「小町風伝」(第22回岸田國士戯曲賞受賞)「水の駅」「地の駅」「やじるし」等の作品を発表。国内のみならず、欧米、アジアなど世界的な活動を展開。84年紀伊国屋演劇賞団体賞受賞。1988年劇団解散後は、1990年~2000年まで藤沢市湘南台市民シアター芸術監督、94年近畿大学教授、99年京都造形芸術大学教授を歴任。「風の駅」「更地」「砂の駅」「ヤジルシ-誘われて」「だれか、来る」などを国内外で上演。93年第1回タシュケント国際演劇祭グランプリ受賞。98年第6回読売演劇大賞作品賞受賞。著作に、戯曲「小町風伝」「裸足のフーガ」太田省吾劇テクスト全集、演劇論集「舞台の水」「劇の希望」「動詞の陰影」など多数。 

基本情報

日時

2024年12月20日(金)~2024年12月23日(月)

12月20日(金)19:30 
12月21日(土)14:00 
12月22日(日)14:00
12月23日(月)19:30
定員 各回50名 全席自由・日時指定
*上演時間は70分を予定
料金 早割:2,000円(11月30日までのご予約)
前売:2,400円(12月1日からのご予約)
当日券:3,000円 本公演はお子様同伴のご来場も歓迎しています。
(小学生以下の入場無料、ただし保護者同伴のこと)

*日時指定・全席自由
*受付は開演の45分前。開場は開演の30分前。
*開場後は券種に関わらず、来場順での入場になります。
申込方法 京都芸術センターウェブサイトの申し込みフォームからお申し込みください。
※決済フォームが使用できない方は、お手数ですが京都芸術センターまでお電話にてご連絡ください。
関連リンク
会場 京都芸術センター 講堂

プロフィール

秋元隆秀

秋元隆秀

千葉県生まれ。大阪府出身。近畿大学舞台芸術専攻3回生。高校から今に至るまで演劇とダンスを履修。男子が好きなものは大概好き。出演作に、地点「ブルグント公女イヴォナ」地点「知恵の悲しみ」などがある。地点「ブルグント公女イヴォナ」では、ポーランド&モルドバツアーに参加。
X:@takaphilipp

大石英史

大石英史

大阪府出身。俳優。
2015年から2020年までdracomに登録メンバーとして参加。
過去には、ティッシュの会、ブルーエゴナク、小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク、お寿司、孤独の練習、akakilike、市原佐都子/Q、努力クラブ、THE ROB CARLTON、劇の虫、庭劇団ペニノ、維新派、新聞家、トリコ・A、ソ・ヒョンソク、sons wo:、村川拓也、藤田貴大などの作品に出演。
X:@eiji_oishi
撮影:前谷開

田辺泰信

田辺泰信

1997年−2001年まで維新派に所属。近年の舞台参加は、松田正隆「シーサイドタウン」/「文化センターの危機」、akakilike「捌く-Sabaku」、neji&co.「OUT」、映像では、濱口竜介「ハッピーアワー」、野原位「三度目の、正直」、NHK土曜ドラマなどに出演。自身の作業療法士としての仕事をドキュメント風に脚色したソロ作「○△□のFissure」がある。
X:@T_na_be

クレジット

主催:ルサンチカ、京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)

アクセシビリティ

上演は日本語で行います。字幕・英語字幕はありません。

本公演は、お子様同伴のご来場を歓迎します。
鑑賞中に動いたりしても問題ありません。また、上演中は入退場自由です。

会場は自由席です。諸事情により開場前の着席を希望される方、車いすやベビーカーでの入場を希望される方は、事前に京都芸術センターまでご連絡いただけると、ご案内がスムーズです。
その他、鑑賞に際して必要なサポートがあれば、お気軽にお申し付け下さい。
京都芸術センターの正門から会場まで、車いすで移動することができます。エレベーターの入り口幅は、90cmです。
多目的トイレは、1階にございます。トイレの入り口幅は、90cmです。

鑑賞の前に、京都芸術センターウェブサイトより、360°ツアーで建物内を確認することができます。
https://www.kac.or.jp/floorguide/
また、施設内のアクセシビリティについては下記のページからご確認いただけます。
https://www.kac.or.jp/guidance/
鑑賞に際して、会場や公演についてより詳細な情報が必要な方は、お気軽に京都芸術センターまでお問い合わせください。

問合せ先

公演に関してのお問い合わせ(京都芸術センター):
info@kac.or.jp / 075-213-1000(10:00~18:00)