SCROLL
《明倫ワークショップ》2024年11月
- ジャンル
- ダンス/演劇/美術
- カテゴリー
- ワークショップ
- 開催日時
- 2024年11月5日(火)~2024年11月24日(日) ※隔日開催
- 会場
- 京都芸術センター
- 料金・その他
- 無料
※予約あり
- 事業区分
- 主催事業
子供から大人まで、初心者から玄人まで、様々な人がアートを体験できる場!
明倫ワークショップは、誰もがアートに触れられる場として、また、様々な分野のアーティストの活動を知る場として実施しています。
講師は、京都芸術センターの制作室で創作活動を行い、京都だけでなく国内外で活躍するアーティストたちです。内容は、実技体験、レクチャー、公開稽古など様々。ぜひご参加ください!
①宮坂直樹:知覚の円滑な転換
宮坂がVOU/棒で展示する作品について、ある側面からの理論について講義します。
芸術のメディウムを知覚的支持体として解釈し、あるメディウムから別のメディウムへ円滑に転換させる理論について講義します。
日 時:2024年11月5日(火)18:00~19:00
場 所:ミーティングルーム2
参加条件:なし
注意事項:なし
定 員:10名
事前申込:要
講師プロフィール
1985年千葉県柏市生まれ。芸術のメディウムを知覚的支持体として解釈し、視覚と体性感覚の二つのメディウムの交差を研究する。また、パノプティコンやモデュロールなどの機能主義の理論を、他者の知覚を演繹する理論へと再解釈する。主な個展に2024年「Sunspace 3」VOU/棒、2022年「3 spaces - equilateral triangle (1414 mm square rotation 45º)」 L’ahah #Moret(パリ)、2020年「Standard applying Hand Modulor (a French man and aJapanese woman)」FINCH ARTS(京都)、2019年「Shared table applying Modulor, a French man and a Japanese woman」Cité internationale desarts(パリ)、「三つ空間」トーキョーアーツアンドスペース本郷(東京)、2012年「空間越え」遊工房アートスペース(東京)。2023年文化庁新進芸術家海外研修制度採択、2018年吉野石膏美術振興財団助成採択、2016年東京藝術大学大学院美術研究科博士課程修了、2010年ブリュッセル王立美術学院修士課程修了。
②June OHASHI(大橋純) / SOLOS
Together dancing solos:共にひとりで踊る
June OHASHIは、動きの多様性とはかなさについてリサーチを行ってきました。今回のワークショップでは、8人の参加者とともに、床にえがかれたいくつかのパターンにそって動きながら、パターンを発展させていきます。これらの動きは、「床の線に沿って動くこと。動きのリズムを変えても良いが、決まったダンスのパートナーと、常に一緒に動くこと。」というルールに従って行われます。このルールに従うことで、ひとりのための振付、ソロは、ひとりの動きとしては記憶されません。それは、多数によって踊られるものとなるはずです。そして、繰り返しから、結果的に、豊かなバリエーションが生み出されるのです。
My research concerns the power of movement in its multiplicity and temporary aspects. This time I would like to develop several floor patterns with chalk and invite eight persons to move in them. Their movements would be restricted by very specific guidances : Following the floor lines and changing rhythm but always simultaneously with their given dance partners. The idea is to make the loop of a solo choreography that can’t be remembered by one, and that is thus danced by many – creating repetition but with a rich variety of outcomes.
日 時:2024年11月13日(水)19:00~21:00、11月24日(日)10:30~12:30
場 所:フリースペース(南館1階、11月13日)、制作室4(南館2階、11月24日)
参加条件:特になし
注意事項:動きやすく、汚れてもよい服装でお越しください。ダンス経験は必要ありません。年齢や、ジェンダーによる制限はありません。
定 員:4名~10名
事前申込:要
講師プロフィール
June OHASHI(大橋純)
動き、偶然、そして遊びによってつくられた作品を、衣装やパフォーマンス、ビデオなど、様々な形式やテクニックを用いて制作するアーティスト。コラボレーションによって作品を制作することが多く、それは驚きや刷新、集団的な活力への欲望によって突き動かされている。また、作品は、制限された条件下にある空間での、自由な身体とその身振りへの問いが基になっていることが多い。
この制作において、Ohashiは、ダンサー、パフォーマー、あるいはぶらぶら歩く人々が、自らの動きを定義しなくても、動いたり探求したりできる枠組みを提供しようとしている。Ohashiは、観客やゲスト・アーティストとの交流や介入によって、仮説的で予期できないシチュエーションを、創造のプロセスに組み込もうとしているのだ。つまり、Ohashiは、むしろ結果がコントロールできなくなることを求めて、人々を一連のルールのなかに投げ込むのである。Ohashiは、予測できない物事の美しさを捕まえようとする。そして、共有された時間と空間を記録し、それらの追憶を再構成する。
I develop pieces made of movement, chance, and play translating in various forms and techniques such as costume, performance, and video. My approaches are generally collaborative and motivated by a desire for surprise, renewal, and collective vigor. Mainly touching on the question of the free body and its gestures in a space with restricted conditions.
I come to determine frameworks in which dancers, performers, and strollers move and explore without aim to define. Through interactions with an audience or guest artist interventions, I try to integrate hypothetical and unexpected situations into my creative process.I gather people around a set of rules with the ambition to lose the control of the outcome. Finally, I try to capture the beauty of the unpredictable; document shared times and space, and recompose their reminiscences.
③黒田健太(HIxTO〈Omnibus〉クリエイションチーム):「本番前、パフォーマンスを出来事化するための会」
作品なんかつくってどうする。
黒田健太が参加中のプロジェクト、HIxTO〈Omnibus〉のクリエーション過程を公開します。黒田健太による「ROOM」プレゼンテーションと、クリエーションを記録したドキュメンタリー映像「TALK」上映後、〈Omnibus〉クリエイションチームによるポストパフォーマンスを行います。
黒田は仮設的な場で他者と身を寄せることについて興味があり、現在、HIxTOによる舞台創作の枠組みの中で「ROOM」というリサーチを行なっています。「ROOM」は黒田とHIxTOによって実施される国内外の人々とあつまるミーティングの場です。今回はこのROOMがHIxTOによる舞台創作の枠組みの中でいかに実施され、また舞台創作における素材の一つになったかも併せてお話しします。
【以下、HIxTO 〈Omnibus〉からのテキスト】
作品なんかつくってどうする。それが何になるのか。
本来ダンス作品に向かう為には作品の出演者がそれぞれの態度を設定する必要があるような気がしているのだが、本作の「omnibus」では6⼈の態度は別々であることが必要とされた態度である。現在、創作している舞台には1995 年から2024 年を⽣きてきた同時代の⾝体が横並んでいる、ただそれだけな気がしていて、この70 分にあなたは何を感じるだろうかと今⽇この場に訪れた鑑賞者の皆様に問いかけてしまっている。これは私たちの鑑賞者を信頼する態度でもあります。それと同時に作家の無責任な意図でもある気はするが、ダンスになるまで(するまで)の拘りはこの意図に含まれているだろう。ただその反動なぜ私達は踊るのか?が私たちに問われた。この時代の状況に相俟ってこの問いは⼤きくはだかった。11⽉14⽇⾦曜⽇の京都で<本番前、パフォーマンスを出来事化するための会>を開きます。
さぁ、作品なんかつくってどうする。
日 時:2024年11月14日(木)19:00~20:30
場 所:フリースペース
参加条件:特になし
内 容:黒田健太による「ROOM」プレゼンテーション、および、HIxTOドキュメンタリー映像「TALK」上映後、ポストパフォーマンスを行います。
定 員:30名
事前申込:要
講師プロフィール
黒田健太(Kenta Kuroda)
京都で暮らしカフェ/ゲストハウスで働きながら、主に舞台でダンサーとして活動しています。まだよく知らぬ他者と一緒におどる、ねむる、そうじするといった行為を通して共通の話題を共有する実践を行なっています。
また音楽家のTsubasa Kokumaiと共に本作りにおける〈共同作業〉を基に、舞台芸術の手法を応用し、ジャンル、立場、性質を問わない様々な人々との交流、実践を行う<verse-paradox>を運営しています。
HIxTO
〈Omnibus〉クリエーションチーム
大森弥子、黒田健太、小堀愛永、庄 波希、森田学、森本圭治
テクニカルサポート:川上真
HIxTO(ヒクト)は、「ヒトとヒトとがクロスする」という意味を込めた団体名です。
「身体から社会をデザインする」をテーマに 2 人以上が交わる状況を社会と捉え、プロジェクト毎にメンバーを集めることで、その時、その人たちでしか作り出せないことを大切に活動を行なっております。
また、ヒクトの作品ではノンフィクションを追求しており、舞台上演での決められた構成と演出の中で出演者がどうリアルな感情や思いを表現できるかを思考しながら、身体でパフォーマンス作品を発表しています。『精神と密接する身体は嘘をつくことができない』。この考えを持って、人と人との関係から生まれる出来事を身体で表現する事を大切にした作品創作を行なっています。
④ANTIBODIES Collective 「感覚を研ぎ澄ますダンスワークショップ」
身体を意識し、感覚を開放し、自由に表現してみませんか?
身体から解放される。感覚を最大限に開き、自然に動きはじめ、次第に踊ってしまっているようなダンスワークショップ。指導者としても定評がある東野祥子がみなさんをリードします。どなたでも参加可能。
日 時:2024年11月19日(火)19:00~20:30
場 所:フリースペース
参加条件:ダンサー志望の若手や身体表現をする方(中学生以上が望ましい)
注意事項:動きやすい服装でお越しください。水分補給ができるようご用意ください。
定 員:15名
事前申込:要
講師プロフィール
東野祥子
10歳でダンスを始める。2000年~14年「Dance Company BABY-Q」主宰、数々の舞台芸術作品を発表し、国内外のフェスティバルなど60都市を超えて招聘される。ソロダンサーとしても数多くのミュージシャンやアーティストとのセッションを展開。トヨタコレオグラフィーアワード04年「次代を担う振付家賞」、05 年横浜ソロ×デュオ〈Competition〉+「未来へ羽ばたく横浜賞」、10年舞踊批評家協会新人賞など受賞。15年京都に活動拠点を移し、「ANTIBODIES Collective」として多ジャンルのアーティストとともに国内外で作品制作やパフォーマンス活動を繰り広げ、令和4年度文化庁芸術祭新人賞も受賞。早くからスタジオを自主運営し、人材育成を実践。学校教育プログラムの指導者としても定評があり、全国の小中学校に派遣される(地域創造ー公共ホール現代ダンス活性化支援事業ー登録アーティスト)。全日本ダンストラック協会芸術監督・キュレーター。
基本情報
日時 |
2024年11月5日(火) 2024年11月13日(水) 2024年11月14日(木) 2024年11月19日(火) 2024年11月24日(日) |
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料金 | 無料 |
申込方法 | Webフォームにて受付。 ※「このイベントに申し込む」をクリック、もしくは下記URLからお申し込みください(googleフォームが開きます)。 https://forms.gle/ozmVu92xGhjQ5cKm9 |
会場 | 京都芸術センター |
問合せ先
京都芸術センター
E-mail: info@kac.or.jp
TEL: 075-213-1000