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アラン・ミシャール ワークショップ『スクリーンから舞台へ:個人的な物語についてのドキュメンタリーのプロセス』
- ジャンル
- ダンス/演劇
- カテゴリー
- ワークショップ
- 開催日時
- 2024年11月6日(水)~2024年11月8日(金) ※隔日開催
- 会場
- 京都芸術センター フリースペース
- 料金・その他
- 有料
※予約あり
- 事業区分
- 主催事業
アランによる俳優・ダンサー向けワークショップ
ドキュメンタリー↔フィクション、記憶↔表象を架橋する身体
フランスを拠点に領域横断的な活動を展開する振付家アラン・ミシャール。2017年には、京都芸術センターのアーティスト・イン・レジデンスプログラムにて京都に滞在しました。また、ニュイ・ブランシュKYOTOで、都市と身体の対話をテーマとしたワークショップ「プロムナード・ブランシュ・キョウト」を、造形作家のマティアス・ポワソンと共に実施しました。
このたび、7年ぶりに帰ってきた京都で、アランが、ドキュメンタリー作品に基づいた、俳優・ダンサー向けワークショップを開催します。
【ワークショップについて】
★対象:俳優およびダンサー
※プロフェッショナルまたは経験者(プロフェッショナルを目指す方)向けのワークショップです。
★日時:2024年11月6、7、8日 各日 17時~21時30分
※11月8日(金)20:00~21:00に、ワークショップ成果のショーイングを行います(入場無料・予約不要)
ワークショップは、アラン・ミシャールの、演劇的・映画的なテクニックを中心に、近年栃木県で撮影した『L’Autre Pay』(もうひとつの国)というドキュメンタリー作品に基づいて行ないます。
参加者は、毎回、ボディワークと、日常の記憶やグループのダイナミクス、空間との関係性にかかわる、簡単なエクササイズを行います。
その後、ドキュメンタリー映像『L’Autre Pay』の物語と、実在する「キャラクター」についての解釈に焦点を当てたワークを行います。これは、出演者が「語り手」の役割から、「キャラクター」を自らの体に受肉させるまで、どのように移行するかを考えるための問いとなります。
また参加者は、自分自身の記憶や、友人や家族との日常的な文脈、あるいは、社会的・職業的な文脈の中での、状況や「キャラクター」の観察に基づいた、自分自身のドキュメンタリー的な素材についても取り扱います。
ワークショップの目的は、ドキュメンタリーとフィクション、記憶と動きをつなぐ線を探求することである。その中心的な問いは、毎日の生活を素材として、どのように上演を創作するか、ということです。
ワークショップでは、公共/プライベートの空間から、どのように素材を収集するかについて、集団や個人の観察を通じて考察します。
収集されたナラティブと短い物語は、上演の素材となり、新しい解釈を呼び覚まし、内容をより深化させていくでしょう。
基本情報
日時 |
2024年11月6日(水) 2024年11月7日(木) 2024年11月8日(金) 各日 17時~21時30分※最終日に、参加者以外が参加可能な成果発表を実施する可能性があります。 詳細は決定次第告知いたします。 |
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対象 | 俳優、ダンサー ※プロフェッショナル、または経験者(プロフェッショナルを目指す方)向けのワークショップです。 |
定員 | 10名 通し受講を優先(10月31日申込〆切) ※定員に達しない場合のみ、11月1日以降単発受講の受付を開始します。 |
料金 |
6,000円 通し受講費 ※10月31日申込〆切。 ※単発受講費 2,500円/回。通し受講受付終了後、11月1日以降に受付を開始します。 ※受講料は、当日現金にてお支払いください。 |
申込方法 | 申込URL(Google Form)より、必要情報(お名前、ご連絡先、略歴)を記入の上、お申込みください。 *申込内容を確認のうえ、受講に際してご連絡を行う場合があります。 |
関連リンク | |
会場 | 京都芸術センター フリースペース |
プロフィール
アラン・ミシャール Alain Michard振付家、アーティスト
フランスを拠点として、他分野で活動するアーティスト。彼のプロジェクトは、舞台芸術(ダンスと演劇)から公共空間、ビジュアル・アートから映画まで、領域横断的に展開されている。
アラン・ミシャールは、ドキュメンタリーとフィクションのあいだで、作品の舞台となる、人間の身体的な文脈(風景や建築)と緊密に関係しながら作品の創作を行う。彼の上演とパフォーマンスは、リサーチ、収集と再利用、舞台美術とその場の力、俳優への演出、サウンド・クリエーションに基づいており、ジャンル横断的でありながらも、コミュニティ、社会、親密さの間の関係性をテーマとすることに共通点がある。
また、個人的な記憶と集団的な歴史の交差という問題を、いくつかの作品で、中心的なテーマとして取り扱っている(舞台作品:VIRVOUCHER, Ecole ouverte, La Carpe et le lapin, Fffiiiiaaaaac, Parkinson、映像作品:On air, En danseuse , L'Autre pays)。
映像作品では、ドキュメンタリー作品(Encore chaud, L’Autre pays)から、フィクション(On air, Clandestine, Les garçons)、ダンス映画(Ascension, En danseuse, Feuille, Carton)まで、幅広く制作している。
また、様々なアート系雑誌に、展覧会やパフォーマンスについての文章を寄稿している(Entre les dalles, Journal d'anticipation, J'ai tout donné, Véhiculeなど)。
彼の作品は、フランス国内のブレスト、レンヌ、サン=ブリユー、ナント、パリ、アヴィニョン、マルセイユ、モンペリエ、ボルドー、ジュヌヴィリエ、オーブナ、アルビ、セルジー、ユゼス、グルノーブルといった都市の現代アート地域基金機構(FRAC)、現代アートセンター、舞台芸術全般の公演のための国の施設(SN)、国立振付センター(CCN)、国立演劇センター(CDN)、国立振付開発センター(CDCN)やフェスティバルなど、数多くの美術館にて展示されている。国外では、イタリア、ポルトガル、ブラジル、ドイツ、日本、カナダ、ベルギーなどで創作活動経験を持つ。
日本では、尾道美術館およびヴィラ九条山(ニュイ・ブランシュ2015および2017)、京都芸術センター(展覧会「ヒッポカムポス・オブ・キョウト」)、神楽坂セッションハウス、東京日仏会館、神奈川芸術劇場、松山で作品を発表した。
クレジット
主催:京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)
アクセシビリティ
ワークショップは英語で行います。日英通訳あり。
受講に際してサポートが必要な方は、事前に京都芸術センターにお問合せください。
問合せ先
E-mail: info@kac.or.jp
Tel: 075-213-1000(10:00~18:00)