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八幡亜樹「即興と辺境 実験1」
- ジャンル
- 美術/音楽
- カテゴリー
- その他/ワークショップ
- 開催日時
- 2024年6月10日(月)
- 会場
- 京都芸術センター フリースペース
- 料金・その他
- 無料
※予約あり
- 事業区分
- 主催事業
Co-program 2024 カテゴリーC「共同実験」採択企画
映像はいかに即興できるのか? ドラムとVJによる上演実験!
八幡亜樹は、これまで「辺境」に着目し、独自の取材調査をもとにした映像インスタレーションを制作してきました。取材旅行の過程を記録した映像は膨大なものになりますが、映像作品として編集した場合、観られるのは数十分のごく限られた部分です。また、「編集物」になった作品を展示した場合、映像の中に「旅の即興性」は内包されてはいますが、展示空間での即興性はありません。
今回のプロジェクトでは、これらの取材を通して撮影された映像を用いて、八幡がVJとしてプレイすることで、旅が持つ「その場限りの即興性」を取り戻し(あるいはその場で生成し)、「ロードムービーを即興する」ことを試みます。
セッションパートナーは、ドラマー・即興独奏家の粉川心。森羅万象をドラムを通じて表現する即興の名手とのコラボレーションです。
このCo-programのプロジェクトでは、年間を通して、八幡と粉川が実践を通じて上演の手法を探求するとともに、「即興」「辺境」といったキーワードについても検討を深めていきます。
初回の実験では、八幡からのプレゼンテーションののち、セッションの実験と、京都芸術センタースタッフを交えたフィードバックトークを行います。ご来場のみなさまも、ぜひご意見いただければ幸いです。
タイムテーブル
18:30 プロジェクトについて(八幡亜樹)
18:50 セッション① 八幡亜樹(VJ)×粉川心(ドラム)
19:10 フィードバックとディスカッション
初回のセッションをふまえて、八幡、粉川と京都芸術センタースタッフが、会場のみなさんも交えてディスカッションを行います。
19:40 セッション② 八幡亜樹(VJ)×粉川心(ドラム)
20:00 終了予定
*セッションの内容によって、終了時間は変更になる場合があります。
ステイトメント
リズムや音楽と共に場を創り上げるVJの手法には映像の即興性があります。その手法をロードムービーの生成に応用することで、編集され完成されたロードムービーではなく、「生(なま)のロードムービー」に遭遇することが可能になり、そこには旅の即興性が蘇るのではないかと思いました。旅の即興性はひいては人間の生命力の拡張にも通じていると考えます。ライブ空間で観客と共にそれらを共有することは可能か、実験します。
(八幡亜樹)
Co-programについて
京都芸術センターは、伝統芸能と現代美術等、異なるパラダイムの触発・融合・溶解の中から、新しく挑戦的な芸術文化を創造することを目指しています。そのために、創造の核となるアーティストや芸術団体との連携を強化し、その活動を支援することで新たな価値を創造する”Co-program(コープログラム)”を2017年度より始動しました。
カテゴリーC「共同実験」では、既存の枠組みに捉われない、リサーチ、レクチャー、ワークショップ等の企画者の主体的なプロジェクトを、京都芸術センターが共同で実現していきます。
基本情報
日時 |
2024年6月10日(月) 18:30~20:00(予定)*実験の進捗によって終了時間が変更になる場合があります。 *途中入退場自由 |
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定員 | 50名(予約優先・先着順) |
料金 |
無料 要事前予約 *当日受付は空きがある限りご案内いたします。 |
申込方法 | webフォームよりお申し込みください。 https://forms.gle/1xqP3LdtYGFxrH766 (googleフォームが開きます) |
関連リンク | |
会場 | 京都芸術センター フリースペース |
プロフィール
八幡亜樹
フィールド調査や取材に基づく、領域横断的な美術作品の制作を行なう現代美術家。主なメディアは映像+インスタレーション。
「(地理的/社会的/心身的な)辺境」の概念を追求し、その一環として、近年では「手食」や「ロードムービー」に焦点を当てる。
2022年より世界の手食文化をオンラインアーカイブするウェブサイト「手食」webを立ち上げ、主宰・編集。
芸術により、人間の生命力を伸張する方法を思索・探究している。
Instagram https://www.instagram.com/yahata.aki/
Website http://www.yahataaki.asia/
Vimeo https://vimeo.com/user100427238
世界の手食文化をアーカイブするウェブサイト(主宰) https://teshoku.com/
粉川心
1984年京都生まれ京都在住。中学からドラムを始める。jizueのドラマーとして活動したのち、現在はソロアーティストとして単独東南アジアツアーの敢行や、国内アーティストとのコラボレーションをはじめ、2020年には石若駿、松下マサナオ、山本啓らと1stソロアルバム『ANIMA』を制作、リリース。2021年からはディジュリドゥ奏者GOMAとのduoユニットでの活動や、kyotoexperimental piano trio「kott」でも精力的に活動し、同年FUJI ROCK FESTIVAL2023にもkottとして出演した。2024年には名だたるトッププレイヤー達が集結したセカンドアルバム『touch the sub conscious』をリリースした。
1st ソロアルバム『ANIMA』https://ssm.lnk.to/ANIMA
2nd ソロアルバム『touch the subconscious』https://ultravybe.lnk.to/touch-the-subconscious
YouTube https://www.youtube.com/@kokawashin
website https://shin0203.wixsite.com/drum-lesson
Instagram https://www.instagram.com/drum_shinkokawa/
クレジット
主催:八幡亜樹、京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)
協力:一般社団法人HAPS
アクセシビリティ
本イベントは映像と音楽のセッションとトークで構成されます。
セッションは大音量のドラム演奏となる可能性があります。セッション中は映像の明かりを除いて会場内は暗くなります。
また、トークは日本語で行います。英語等への同時通訳はありません。
12歳以下の方は、保護者同伴でのご鑑賞をお願いします。
会場内はオールスタンディングです。所定の座席はございません。会場内の段差等にお掛けいただくことができます。
車いすでの入場を希望される方、身体障害者補助犬を連れて入場をご希望の方、着席にサポートが必要な方は、事前に京都芸術センターまでご連絡ください。その他、鑑賞に際して必要なサポートがあれば、お気軽にお申し付け下さい。
イベント中の途中入退場は自由です。
また、上演中にご気分が悪くなった等の場合は、近くのスタッフにお声がけください。お出口をご案内します。
京都芸術センターの正門から会場まで、車いすで移動することができます。
多目的トイレは、1階にございます。トイレの入り口幅は、90cmです。小さいお子様のために、多目的トイレ内に設置されているおむつ替えシートの用意があります。
受付は、日本語・英語対応が可能です。また、筆談対応がございます。
鑑賞に際して、会場や公演についてより詳細な情報が必要な方は、お気軽に京都芸術センターまでお問い合わせください。
問合せ先
京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)
Tel:075-213-1000(10:00-20:00)
Mail:info@kac.or.jp