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篠田千明『まよかげ/Mayokage』ワーク・イン・プログレス公演・展示
- ジャンル
- 美術
- カテゴリー
- 公演/展覧会
- 開催日時
- 2023年2月10日(金)~2023年2月19日(日)
- 会場
- 京都芸術センター 制作室1(北館1階)
- 料金・その他
- 有料
- 事業区分
- 主催事業
Co-Program2022カテゴリーC「共同実験」採択企画
篠田千明×ナナン・アナント・ウィチャクソノ×たかくらかずきが新たなパフォーマンス作品『まよかげ/Mayokage』を創作中。2023年ジョグジャカルタ公演を前に、経過発表としてワーク・イン・プログレス(公演・展示)を行います。
メンバーであるナナンの出身地であるインドネシア・ジャワ島では、ワヤン(人形影絵劇)を上演する魔除けや厄除けのための伝統的な儀式、ルワタンが現在も行われています。
今回ナナンが書き下ろした物語は、そのルワタンで上演される演目『ムルワカラ』の主人公カラの誕生にまつわるお話です。
カラは、『ムルワカラ』のなかで、人間を襲って次々と食べていきます。人々の畏怖の対象となったカラは、最後には退治されてしまう存在です。
どうしてカラは、人を食うようになったのか――。篠田千明演出のもと、語り・演奏・人形劇のパフォーマンスに加え、観客参加型のクイズも挟みながら進行します。
『まよかげ/Mayokage』に登場するキャラクターは、たかくらかずきが新たにドット絵でデザインしました。たかくらは、自身の作家活動の中で日本の神仏を題材にしており、今回のキャラクターの原型であるインドネシアの神々との関係や物語の背景を、ビジュアルから繫げていきます。
そのデザインをもとに、ジャワの職人が牛の皮を彫りワヤン人形を作り、今回のワーク・イン・プログレス公演では、主人公カラのワヤン人形が実際に公演に登場します。
公演後翌週から、作品の世界観、物語、人形たち、インドネシアや京都での魔除けにまつわるリサーチなどが、上演された同じ会場で展示されます。
会場では、物語の台本やデザイン画を収録したZINEも販売予定です。
本公演の完成版は、2023年11月、ジョグジャカルタのBalai Budaya Minomartaniで行われるワヤン・フェスティバルにおいて上演予定です。
ワーク・イン・プログレス公演
2023年2月10日(金)~12日(日)
有料・要予約
ワーク・イン・プログレス展示
2023年2月16日(木)~19日(日)
有料・予約不要
〇公演、展示とも小学生以下は無料です(チケット不要)。中学生以上はU25チケットをご利用ください。
- 日時
- 2023年2月10日 (金) – 2023年2月19日 (日)
- 会場
- 京都芸術センター 制作室1(北館1階)
- ワーク・イン・プログレス公演
- 開催日時
2023年2月10日(金)19時
2023年2月11日(祝)14時、19時
2023年2月12日(日)18時
(計4回公演)◯小学生以下は無料(チケット不要)。
◯中学生以上はU25チケットをご利用ください。
◯公演の開場は開演15分前です。上演時間は75分を予定しています。鑑賞料金
※翌週開催の展示も入場可
一般 3000円
U25 2000円(公演日当日25才以下の方。各回枚数に限りがあります。入場時に年齢のわかる身分証等を受付にてご提示ください。)※ご来場時に、翌週開催の展示に入場できるチケットをお渡しします。
チケット販売サイト(PEATIX)
https://mayokagemayo.peatix.com - ワーク・イン・プログレス展示
- 開催日時
展示 2023年2月16日(木)〜2月19日(日)13:00〜20:00
鑑賞料金:500円(予約不要)、小学生以下は無料 - メンバー
- 演出・語り:篠田千明
作・ダラン*:ナナン・アナント・ウィチャクソノ
翻訳・演奏:西田有里
キャラクターデザイン:たかくらかずき
人形製作:たかくらかずき、ナナン・アナント・ウィチャクソノ共同企画:Balai Budaya Minomartani
制作:山本佳奈子*インドネシアの影絵人形芝居ワヤンの人形遣いのこと。一人で全ての人形を操るだけでなく、語り、歌い、楽団へ指示を出す。
『まよかげ/Mayokage』特設サイト
https://mayokage.tumblr.com/
篠田千明(しのだ・ちはる)
演劇作家、演出家、イベンター、観光ガイド。
2004年に多摩美術大学の同級生と快快を立ち上げ、2012年に脱退するまで、中心メンバーとして主に演出、脚本、企画を手がける。以後、バンコクを拠点としソロ活動を続ける。『四つの機劇』『非劇』と、劇の成り立ちそのものを問う作品や、チリの作家の戯曲を元にした人間を見る動物園『ZOO』、その場に来た人が歩くことで革命をシュミレーションする『道をわたる』などを製作している。2018年BangkokBiennialで『超常現象館』を主催。2019年台北でADAM artist lab、マニラWSKフェスティバルMusic Hacker’s labに参加。
2020年3月に帰国、練馬を拠点とする。
http://shinodachiharu.com/
ナナン・アナント・ウィチャクソノ(Nanang Ananto Wicaksono)
ジャワ島ジョグジャカルタ出身。ダラン(ワヤンの人形遣い)として幼少より数多くの舞台に立つ。動物を主人公にした民話を題材にした「ワヤン・カンチル」など、伝統的な手法にとらわれないオリジナルのワヤン作品を創作。2010年、その活動が文化保存に貢献したとして、ジョグジャカルタのスルタン(王家)から表彰される。2015年頃より日本に拠点を移し、マギカマメジカやCORONAなどのグループで活動。「影の色彩ワヤンプロジェクト」の一員として、2017年2月P新人賞2016受賞(影絵芝居「夜叉ヶ池」にて) 、2018年3月第21回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品(影絵芝居「Ama」にて)。第18回AAF戯曲賞受賞記念公演『朽ちた蔓延る』(作:山内晶、演出:篠田千明)に出演。
西田有里(にしだ・ゆり)
インドネシアの楽器であるガムランの演奏家。2007 年〜2010 年インドネシア政府奨学生としてインドネシア国立芸術大学ジョルジャカルタ校伝統音楽学科に留学し、ガムラン演奏と歌を学ぶ。2010年からガムラン演奏家として関西を中心に複数のグループで活動。ガムランとピアノと歌のユニット「ナリモ」にて、CDアルバム「うぶ毛」を発表。ナナンとともに「マギカマメジカ」にて、インドネシアの伝統的影絵芝居ワヤンの上演を行うとともに、影と音楽による作品を製作している。第18回AAF戯曲賞受賞記念公演『朽ちた蔓延る』(作:山内晶、演出: 篠田千明)にて、インドネシア語通訳およびダランアシスタントとして参加。
たかくらかずき
アーティスト。1987年生まれ。3DCGやピクセルアニメーション、3Dプリント、VR、NFTなどのテクノロジーを使用し、東洋思想による現代美術のルール書き換えとデジタルデータの新たな価値追求をテーマに作品を制作している。現在はおもに日本仏教をコンセプトに作品制作を行う。京都芸術大学非常勤講師。openseaでNFTシリーズ 「BUSDDHA VERSE」を展開中。
http://www.takakurakazuki.com/
Balai Budaya Minomartani(バライ・ブダヤ・ミノマルタニ)
インディペンデントな芸術と文化活動の振興を目的とする非営利組織。インドネシアのジョグジャカルタにある文化ホールを拠点とする。1990年8月の創立以来、ジョグジャカルタにおける活発なコミュニティとして成長してきた。伝統と現代の垣根なく、アートを発展させる場のひとつとなっている。
バライ・ブダヤ・ミノマルタニで定期的に実施されているプログラムでは特にワヤンに焦点を当てたものが多く、古典の「ワヤン・プルウォ」や動物の人形芝居「ワヤン・カンチル」の保存継承などがある。またワヤン以外にも、ジャワのガムランによる伝統音楽「カラウィタン」の保存継承とアウトリーチ、コンテンポラリーダンスのフェスティバル「パラダンス」の開催、現代演劇、ジャワ文学朗読会、公開講座や討論会など、あらゆる活動を行なっている。
Youtube Channel : https://www.youtube.com/c/BalaiBudayaMinomartani
Instagram : https://www.instagram.com/balaibudayamino/
主催
篠田千明、京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会、Co-Program2022 カテゴリーC「共同実験」採択企画)
問合せ先
mayokage@gmail.com
京都芸術センター
〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
TEL 075-213-1000 MAIL info@kac.or.jp
※ご来場に際して特別な配慮が必要な方は、事前にご連絡ください。
料金
チケット/申し込み
チケット販売サイト(PEATIX)
https://mayokagemayo.peatix.com
※ワーク・イン・プログレス展示は予約不要。
言語
日本語、インドネシア語、ジャワ語
助成
助成:公益財団法人セゾン文化財団(国際プロジェクト支援「Ruwatanと魔除けのリサーチ・作品制作」)