SCROLL
第153回 明倫茶会 小林昌廣「舞踏茶会 ~エロスのために」
- ジャンル
- 伝統芸能
- カテゴリー
- トーク/ワークショップ/公演
- 開催日時
- 2021年10月30日(土)
- 会場
- 京都芸術センター 大広間
- 料金・その他
- 有料
- 事業区分
- 主催事業
第153回 明倫茶会「舞踏茶会 ~エロスのために」を開催
今回は、医学と哲学と芸術を三つの頂点とする三角形の中心に「身体」をすえて、独特の身体論を展開する、情報科学芸術大学院大学(IAMAS)教授の小林昌廣さんを席主に迎えます。
小林昌廣さんのお話と、今貂子さんの舞踏、長唄の三味線奏者ユニットのおかえり姉妹の演奏、そして菓子作家である椿野うららさんのお菓子によって、「舞踏茶会」をお届けします。
- 日時
-
2021年10月30日 (土)
12:00- / 14:00- / 16:00-(各45分)
※売り切れました - 会場
- 京都芸術センター 大広間
- 内容
- お酢とお菓子
- 小林昌廣さんによるコンセプト
- 名付けて舞踏茶会。舞踏と茶の湯は似ている、と思う。
千宗易(利休)は「茶の湯とはただ湯をわかし茶をたてて飲むばかりなる本を知るべし」と言っている、シンプルなことだ、湯をわかして飲むだけのこと、それが茶の湯であるというのである。それにしては作法が面倒すぎる。たくさんの手がありすぎる。つまり、プロセスが多く複雑であるほど、シンプルであること、簡素であることのありがたみがわかるのである。舞踏もまた同じである。この肉体を使って踊りに奉仕すればいい、それだけのことなのに、たくさんの所作や運動があって、観る者を混乱させる。だが、そこにある肉体を凝視することが舞踏鑑賞の極意である。茶の湯も舞踏もその場で起こっていることを参加しつつ客観視することが大切なのである。
席主
小林昌廣 | こばやしまさひろ
情報科学芸術大学院大学(IAMAS)教授。医学と哲学と芸術を三つの頂点とする三角形の中心に「身体」をすえて、独特の身体論を展開。医学史・医療人類学から見た身体、古典芸能(歌舞伎、文楽、能楽、落語)から見た身体、そして現代思想とくに表象文化論から見た身体などについて横断的に考察している。各地で歌舞伎や落語に関する市民講座や公開講座などを行なっている。
舞踏
今貂子 | いまてんこ
舞踏家。1980年-94年白虎社に参加。2000年舞踏カンパニー倚羅座結成。2019年還暦記念「闇の艶」公演(先斗町歌舞練場)。2020年「金剛石-Diamond-」公演(UrBANGUILD )にて、令和2年度文化庁芸術祭優秀賞受賞。日本の芸能の源流に見られる「たまふり(命の活性化)の力」に支えられたアバンギャルドな舞踏の探求を通じて独自の境地を開拓。京都を拠点に国際的に活動を展開している。
三味線
おかえり姉妹 | おかえりしまい
林まゆみ 宮里亜梨紗による長唄の三味線奏者ユニット。時に長唄リコーダーも吹く。江戸時代に暮らす人々の感性や感覚を伝えたいと考えながら現在は関西を中心に活動中。
お菓子
椿野うらら | つばきのうらら
京都を中心に活動する菓子作家。和から洋にいたる幅広いジャンルのお菓子を、ホホホ座浄土寺店など様々な企画展や店舗で販売している。
主催
京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)
問合せ先
京都芸術センター
電話番号: 075-213-1000(10:00~22:00)
料金
1,000円(お酢、お菓子込み)