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林勇気『電源を切ると何もみえなくなる事』
- ジャンル
- 美術
- カテゴリー
- その他/トーク/ワークショップ/展覧会
- 開催日時
- 2016年4月5日(火)~2016年5月22日(日)
- 会場
- 京都芸術センター ギャラリー北・南、談話室、和室「明倫」
- 料金・その他
- 無料
- 事業区分
- 主催事業
映像作家 林勇気の新境地、デジタル時代の時間と記憶を問う
電源が切れる時間帯:11:00-11:15, 14:30-14:45, 19:45-20:00
- 日時
-
2016年4月5日 (火) – 2016年5月22日 (日)
10:00~20:00
会期中無休
※和室「明倫」会場は4月16日(土)~5月1日(日)のみ - 会場
- 京都芸術センター ギャラリー北・南、談話室、和室「明倫」
- 関連イベント:アーティスト・トーク
- 林勇気が企画者の平芳幸浩を迎えて本展について話します。
日時:4月10日(日)15:30-17:00
会場:京都芸術センター ミーティングルーム2
※予約不要・入場無料 - 関連イベント:ワークショップ
- 「遠くをみるために」
タイムカプセルを作ります。
タイムカプセルに入れる物品をお持ちください。林勇気がインタビュー撮影を行い、その映像を10年後、20年後、30年後に上映します。日時:5月14日(土)11:00-17:00(お一人様30分程度)
※残り1枠(15:30-16:00)のみです。
持ち物:タイムカプセルに入れるもの(サイズは7×7×7cm以内。紙ならL判程度(折り曲げた状態も可能)
定員:10名
※事前申込制・参加無料
※タイムカプセルに入れるものは、お持ち帰りいただけません旨、ご了承ください - 企画者より
- コンピュータ・エイジの申し子であるかのように、膨大な量のイメージを情報処理し、複雑にレイヤー化しながら、めくるめくスペクタクルをもさらりと作り上げる林勇気が、最近ちょっと変わりつつある。
0と1のデジタル情報を扱いながら、そのドライな数字と記録や記憶との関係を問うてきた林にとって、最近の推移はコンセプトの変化というよりも、その深化と言えるかもしれない。これまで情報技術の「中で」記録や記憶の在り方を探っていたのが、デジタル情報とリアルな身体環境との「間で」探り始めたように思われるからだ。人の記憶は極論すれば脳内を走る電気信号に過ぎないかもしれないが、私たちは記憶というものが、手触りや鼻をくすぐる香りなど身体的な感覚作用によって突然湧き上がってくることも良く知っている。プルーストのマドレーヌのように。
林が今回、京都芸術センターでの展覧会のために用意したマドレーヌは「電源」である。私たちのリアルな身体環境と情報の仮想世界の「間」を、時に繋ぎ時に分断する電源。世界をスイッチさせる電源によって、あなたの前に何が立ち現れるか、じっくりと感じていただきたい。
――― 平芳 幸浩(京都工芸繊維大学准教授・京都芸術センター運営委員)
林勇気(はやしゆうき)
映像作家。1976年京都市生まれ。1997年より映像作品の制作を始める。国内外の美術展や映画祭に出 品。自身で撮影した膨大な量の写真をコンピュータに取り込み、切り抜き重ね合わせることでアニメーションを作る。その制 作のプロセスと映像イメージは、デジタルメディアやインターネットを介しておこなわれる現代的なコミュニケーションや記 憶のあり方を想起させる。主な展覧会に、2011年個展「あること being/something」(兵庫県立美術館)、「HUMAN FRAMES」(Kunst im Tunnel/ドイツ 、Substation/シンガポール)、2013年「あなたがほしいi want you」(WELTKUNSTZIMMER /ドイツ)、2014年 「HOME PARTY 02」(みずのき美術館/京都)、個展「林勇気 with NO ARCHITECTS 光の庭ともうひとつの家」(神戸アートビレッジセンター/兵庫)、「窓の外、恋の旅-風景と表現」(芦屋市立美術博物館/兵庫)、2015年 「アンカラ国際映画祭」(トルコ) など。http://kanyukuyuki.tumblr.com
主催
京都芸術センター
問合せ先
京都芸術センター
Tel: 075-213-1000
E-mail: info@kac.or.jp
WEB予約
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※残り1枠(15:30-16:00)のみです。
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企画
平芳幸浩(京都工芸繊維大学准教授・京都芸術センター運営委員)