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展覧会「Stolen Names」
- ジャンル
- その他/美術
- カテゴリー
- 展覧会
- 開催日時
- 2014年12月19日(金)~2014年12月27日(土)
- 会場
- 京都芸術センター ギャラリー北・南
- 料金・その他
- 無料
- 事業区分
- 共催事業
「Stolen Names」は、提供されるはずのキャプション(タイトルや作品の概要)が排除され、純粋に作品のみが提供される展覧会です。
作品と向き合う時、いつから私たちは答えを求め、手がかりを探し続けるようになったのだろう。いっそ、それらを全て盗んでしまおうか。この展覧会「Stolen Names」では、作品に関わるおよそ全ての情報(あるいは手がかり)が盗まれた状態にある。 ここでは、誰の作品であっても、どのような形態の作品であっても、名前を失くしたまま、ただ「作品」として会場に混在することになる。作者名も、タイトルも、なにもかもが無いままに。それは、まるで蟻の巣の入口のように、一見すると孤立したいくつもの穴が地面に点在しているだけのように見えることだろう。しかし、地中深くでは、それらの穴は複雑に繋がり、絡みあっている。名前の無い個々の作品もまた、ひとつの表面からは見えない場所で呼応し合い、時間をかけて関係し合い、繋がっているはずだ。
盗まれた名前。名前を失くした作品が問いとなるその時、私たちは、ただ立ちすくんでしまうのか。それとも、盗まれた名前を取り戻そうとするのだろうか。あるいは、まったく新しい名前を発見するだろうか。作品を観るとはどういうことだろうか。作品が発信してくるものは何か。手がかりのない状態で、私たちが探すべきものは答えではなく、芸術の可能性と新しい問い、いつのまにか誰かに盗まれてしまった名前である。
[関連企画]
●No Name Radio 「言論統制」について
誰もが参加できるUstreamを使った放送室のようなプロジェクト。但し参加にはひとつ条件がある。それは、自分の名前を名乗らない、相手の名前を呼ばない、そして顔をださせない。ということである。今回は、言論統制となりますので、「英語をしゃべらなくてはならないこと」が参加条件になります。
日時:12月20日14:00〜16:00
場所:京都芸術センター インフォメーション前(正面エントランス入ったところ)
⚫︎No Name Radio「連帯責任」について」
誰もが参加できるUstreamを使った放送室のようなプロジェクト。但し参加にはひとつ条件がある。それは、自分の名前を名乗らない、相手の名前を呼ばない、そして顔をださせない。ということである。今回は、連帯責任となります。
時間:日時:12月27日18:00〜20:00
場所:京都芸術センター インフォメーション前(正面エントランス入ったところ)
- 日時
-
2014年12月19日 (金) – 2014年12月27日 (土)
10:00~20:00 - 会場
- 京都芸術センター ギャラリー北・南
予言と矛盾のアクロバット実行委員会
「予言と矛盾のアクロバット」は2013 年9 月から始まった、アートを通じて予言的なものと向き合い、想像しがたい未来に対して仮説的に備える方法を実験していくためのプラットフォームです。それは、こうあってほしい未来を描くことではなく、むしろ、そうならないための第一歩を創造してみること。映画や小説等に見られる人類の終焉・
破局的な未来を、現実に起こり得る可能性のあるものとして捉え直すこと。成就における祈願のちからを嘲笑しないこと。そうした「矛盾」と「直感」を大切にしていくような実験を、様々なかたちで実施しています。
参考:[予言めいたことに真摯に向き合うこと「予言と矛盾のアクロバット」](増本泰斗のインタビュー、聞き手:RAD)、2013.11, 京都文化芸術オフィシャルサイトKyoto Art Box
http://kyoto-artbox.jp/dialogue/16489/
料金
無料