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変わりゆく伝統芸能
- ジャンル
- 伝統芸能
- カテゴリー
- トーク/公演
- 開催日時
- 2019年2月3日(日)
- 会場
- 京都芸術センター 京都芸術センター 講堂
- 料金・その他
- 無料
- 事業区分
- 主催事業
鹿踊、備中神楽、讃岐獅子舞、祇園祭・綾傘鉾。シンポジウムと公演を通じて、日本各地の変わりゆく伝統芸能の今に迫ります。
プログラムは「変わりゆく伝統芸能」をテーマとしたシンポジウムと公演の二部構成です。第一部のシンポジウムでは、日本各地の伝統芸能を牽引するキーパーソンによる現状報告と、これからの展開を考えるディスカッションを行います。第二部の公演では、東京鹿踊、讃岐獅子舞、備中神楽、綾傘鉾の棒振り囃子の実演を披露します。
- 日時
-
2019年2月3日 (日)
14:00-17:00(開場 13:30)
第一部 シンポジウム 14:00-15:30
第二部 公演 15:45-17:00 - 会場
- 京都芸術センター 京都芸術センター 講堂
- 第一部 シンポジウム
- 小岩秀太郎(東京鹿踊代表)
清水賢二郎(岡山県神社庁所属神楽師、備中神楽北山社、芳友会所属)
十川みつる(讃岐獅子舞保存会会長)
原田一樹(京都・祇園祭 綾傘鉾囃子方)
ファシリーテーター:俵木悟(成城大学教授) - 第二部 公演(省略・再構成した形で実演します)
- 東京鹿踊(鹿踊)
芳友会(備中神楽)
中組獅子保存会(讃岐獅子舞)
祇園祭・綾傘鉾
司会:小林昌廣(情報科学芸術大学院大学教授)
小岩秀太郎(こいわ しゅうたろう)
1977年岩手県一関市生まれ。行山流舞川鹿子躍(ぎょうざんりゅうまいかわししおどり)伝承者。(公社)全日本郷土芸能協会(東京都)に入職し、芸能の魅力発信や東日本大震災復興支援、コーディネートに携わる。また、プロジェクト「東京鹿踊」ならびに「縦糸横糸合同会社」(2016年創業・仙台市)を組織し、風土とそのくらしの中で受け継がれてきた地域文化(芸能、祭り、技、食など)を発掘・編集し次代へ繋ぐための企画提案を国内外で行っている。
縦糸横糸合同会社ウェブサイト http://tateito-yokoito.com/
清水賢二郎(しみず けんじろう)
1992年岡山県矢掛町生まれ。5歳の頃から備中神楽をはじめ、2011年、岡山県神社庁所属神楽師となり、同年北山社へ社組みをする。大学時代は岡山大学落語研究会に所属し、現在も町内外で落語を行なっている。現在は地元ケーブルテレビで神楽を落語風に紹介するコーナー「車家化狐。のいちからかぐら」も好評放送中。
十川みつる(そごう みつる)
1971 年生まれ。物心のついた頃には 朝から夕方暗くなるまで地域の獅子を追っかける獅子ぼっこ。(香川 では獅子が好きすぎる人をこう呼びます。)その後、地元の中組獅子連で獅子に携わり、そのまま中組獅子 保存会の代表に就任。現在は後任に託し、2013年、県内様々な獅子組有志により結成された讃岐獅子舞保 存会会長に就任。「獅子舞王国さぬき」の企画運営をはじめ、県内外のイべントに参加協力するなど、讃岐の獅子舞をより多くの人に知ってもらい、香川を「真の獅子舞王国」にするべく活動中。
原田一樹(はらだ かずき)
京都府出身。幼少期から父親の影響でお囃子を聴いて育つ。小学生になると祇園祭、綾傘鉾の囃子方を務 めると同時に壬生六斎念仏の講中にも属する。中学生から母親の影響でアコースティックギターの弾き語 りを始め、ヴォーカル、エレキギター、ベース、ピアノ等、洋楽器に没頭しバンド活動を始める。鉦、太鼓、笛を経て17歳の頃には東京国立劇場にて獅子舞を披露する。他にも棒振りや和太鼓集団「祝座」にて唄舞、 神楽なども担当する。京都六斎念仏の獅子舞の講師や地域の小学校への太鼓指導などの経験を活かし、現在は太鼓センターで篠笛の講師と演奏家を務める。他に、自身のバンドではヴォーカルを担当、外部への 作詞作曲や楽曲の提供などでも活躍中。
鹿踊:東京鹿踊 (とうきょうししおどり)
2013年6月、関東在住の岩手県一関市舞川地区の出身者と、郷土芸能のポテンシャルを信じる有志を中心に結成。300年受け継がれてきた東北の芸能「鹿踊」を、国際都市東京で「今」をいきるものたちが踊る。この活動は、鹿踊を通して、2つの地域/過去と未来/人と人を繋ぎつつ、芸能が存在してきた意義と、日本の芸能の未来・可能性を探るプロジェクトである。郷土芸能「鹿踊」を軸に、多国籍・多世代・多分野 にも対応したワークショップや芸能風土を旅する体験・場づくりなどをプロデュース、芸能を通した地域や人との継続的な関わり方を模索している。
東京鹿踊ウェブサイト http://to-shika.tumblr.com/
備中神楽:芳友会 (ほうゆうかい)
2006年に若手神楽太夫たちにより結成。社中を超えた若手同士の繋がりで、情報交換だけでなく、互いの芸の切磋琢磨を目標としている。現在は20歳から26歳の7名のメンバーで構成されている。
讃岐獅子舞:中組獅子保存会(なかぐみししほぞんかい)
さぬき市造田中組自治会の獅子として毎年秋分の日、造田八幡宮秋季例大祭へ奉納 。「獅子舞王国さぬき」に第一回から参加するほか、地域外イべントにも精力的に参加。曲(舞)は高松市東部から三木、さぬき市西部に広く伝わる「牡丹くずし」のなかでも太鼓が曲を主導する「本牡丹」。獅子は「より優雅に、より勇ましく、より生き物のように」を考え、鳴り物は「バチの捌きから鉦の音まで一糸乱れぬ 」を心がけている。伝統を守りながらも変化を恐れず常に「昨日より良い獅子舞」を考えながら日々進化を続けている。
祇園祭・綾傘鉾 :綾傘鉾(あやがさほこ)
綾傘鉾は、山鉾の非常に古い形態を残している傘鉾の一つで、大きな傘と棒振り囃子の行列として巡行していた。この綾傘鉾も、江戸時代の天保5年(1834)、一時小型の鉾に改造されるが、元治元年の大火で、その大部分を焼失することになる。その後、明治12年から17年まで原型の徒歩ばやしの形で巡行したことがある。棒振り囃子は、赤熊をかぶり、棒をもった者が、鉦 、太鼓 、笛に合わせて踊るもので、壬生村の人々により奉仕されていた。この綾傘鉾も町内の人々の努力が実り、昭和 54 年から巡行することになった。なお、傘につける垂りは人間国宝の染織家森口華弘の友禅「四季の花」と平成4年に町在有志の寄贈になる綴錦「飛天の図」がある。
主催
伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィス(京都市、京都芸術センター)
問合せ先
伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィス(京都芸術センター)
〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2 京都芸術センター内
TEL. 075-255-9600 (075-213-1000)
E-mail. info@kac.or.jp
Web. dev.kac-old.bankto.co.jp
料金
参加無料
チケット/申し込み
事前申込制、先着順
※定員に達し次第、受付終了
電話075-255-9600(代表 075-213-1000)
または上記のWeb予約フォーム
またはtaro@kac.or.jp
からお申し込みください。
閉館中、ウェブサイトよりお申込みできない際は、1月5日よりお問い合わせください。
伝統芸能文化創生プロジェクト
歴史を通じて形成されてきた伝統芸能文化を発信し将来に継承する拠点施設となる「伝統芸能文化センター」が備えるべき機能の実現を目指して、研究、創造・普及、窓口、ネットワーク・コーディネート、国内外への発信・交流といった機能を強化していくための取組です。「伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィス(TARO)」が主体となって、このプロジェクトを推進しています。
助成
文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会