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イベント終了

増田美佳 – mimacul(ミマカル)ー「文体」を歩く半年間のワークショップー

ジャンル
その他
カテゴリー
その他
開催日時
2018年12月16日(日)
会場
京都芸術センター ほか
料金・その他
無料
事業区分
主催事業
増田美佳 – mimacul(ミマカル)ー「文体」を歩く半年間のワークショップー
増田美佳 撮影:古林正江
増田美佳 – mimacul(ミマカル)ー「文体」を歩く半年間のワークショップー
『乾いた部屋』振付 佐藤有華、撮影:田添幹雄
増田美佳 – mimacul(ミマカル)ー「文体」を歩く半年間のワークショップー
『パラピリオの森』撮影:相模友士郎

メンバーと共に「書くこと」と体について探っていきます

【Co-program カテゴリーC(共同実験)採択企画】

書くことを職業としていない人でも日記やブログ、SNS に投稿するなど、書くことと日常につながりを感じている人、さらに踏み込んで小説などの執筆や詩作、劇作など創作を行なっている人も少なくないと思います。
書くことは基本的にひとりで行う行為ですが、このワークショップでは毎回メンバーで集まり、書くことと体の様々なワークを通じて、書く/ 読む/ 読まれる/ ことを経験しながら、それぞれの文体を探ります。
ナビゲーターをつとめる増田美佳はダンサー、俳優として活動しながら、文筆家の嵯峨実果子としてコラムを連載するなど多彩な活動を展開し、言葉と体の間を行き来しつつ双方向から現在形の身体のあり方を探求するアーティストです。身体表現をベースとする増田のナビゲーションによって、ただ書くだけでなく、個々に違う体が紡ぐ文体を探るように、様々な角度から言葉へ手を伸ばしていきます。半年間のワークショップを経て、共著による小冊子の発行を目指します。

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▷ mimacul (ミマカル)
…身罷る(みまかる)は死ぬの意。罷るは、まかり通る、まかり間違うなど《御免こうむって勝手にやらせてもらう気持ちから》その動詞が表す動作を強める意を表す。mimacul=mimakaru+culture 私たちが死ぬまでのあいだ、つまり生きていることの様々をじっくり身勝手に考える集まりの名称。

日時
8 月5 日(日)  8 月11 日(土)  9 月16 日(日) 9 月23 日(日)
10 月7 日(日) 10 月21 日(日) 11 月4 日(日)11 月18 日(日)
12 月2 日(日) 12 月16 日(日)
13:00 – 17:00
会場
京都芸術センター ほか
募集要項・応募用紙
応募締切
2018年7月20日(金)

このウェブサイトからお申込み、または配布チラシ裏面の申込用紙に記入の上、FAX・郵送(必着)にてお申込みください。

募集人数
8人程度
※応募者多数の場合選考させていただきます
対象
小説、詩、エッセイ問わず「書くこと」への能動性があり、様々なワークを通じて各々の「文体」を探すことに興味のある方。
資格
・年齢性別不問 ※体を動かすワークを行いますが経験は問いません。
・下記のワークショップ日程に参加できる方。
 時間|13:00 – 17:00
 会場|京都芸術センター ほか
 8 月5 日(日)  8 月11 日(土)  9 月16 日(日) 9 月23 日(日)
 10 月7 日(日) 10 月21 日(日) 11 月4 日(日)11 月18 日(日)
 12 月2 日(日) 12 月16 日(日)
  ※参加が難しい日程がある方は、備考欄にその旨をご記入ください。
内容
書くためのワーク(予定、順序変更あり)

・「私の周辺」…自己紹介。自己で紹介するのでなく、他の人たちがその人に聞きたいことを聞いていく。

・「適当な、ある日」…適当な1日を選び全員がその日のエッセイを書く。

・「ペンを捨て街に出よ」…街に出て言葉を採集し、その言葉だけを使って詩を書いてみる。

・「体に降りる」…脱力ストレッチをじっくり行い、普段あまり動かさない体のパーツを起していく。ゆっくり動くことで、自分の体を味わってみる。その他いくつかのワーク。

・「生前の記憶と死の記憶」…生前の記憶はあまり考えないで書く。死の記憶は思い出して書く。

・「鳥瞰と内観」…ある場所にいる自分の様子を高いところから眺めた視点で書く、言葉として発することのない内語を書く。

・「場所と人」…いいなと思う場所を探し、写真を撮るようにフレーミングする。そこに人がいる様子をイメージし、実際人を立たせて写真を撮る。撮ったものをシャッフルし、その場所と人の状況から想像して短いテキストを書く。

・「五七五」…俳句を読んでみる。制限の作用は何を選択させるか。

・「日常脱臼」…例えば椅子は人を座る形にさせるけれど、座るから少しずれた形を探してみる。体がちょっと妙になるところを探る。

・「イメージと動き」…ただ歩くこととあるイメージを持って歩くの違い、お互いにイメージを投げ合ってどんな歩行になるか試してみる。

・「台詞を書く」…シチュエーションを決めて男女の会話を二人組みで書いていく。男女のペアは自分の性別と逆の方を書く。そのあと読んでみる。

・「連歌的に小説を書く」…タイトルだけ決めて全員で一つのテキストを書いてみる。

・「きミがよ」…君が代の新しい歌詞を作る。

公開講座「書くことと体」――ゲスト講師:千葉雅也
ワークショップの第5回は、哲学者・批評家の千葉雅也氏をゲスト講師にお迎えして、「書くことと体」についての公開講座を行います。メンバー以外の皆様にもお聴きいただけますので、どうぞお越しください。

日時|2018年10月7日(日) 14:00 – 15:30
会場|京都芸術センター ミーティングルーム2
料金|無料(先着・要申込)

詳細・申込はこちら

公開ワーク『ミち』
mimaculの公開ワーク「連歌のように」一本の小説(なのだろうか)をメンバー全員で書く試みです。
(随時更新)『ミち』
ワークショップドキュメント mimaculog (ミマカログ)
月に2回のワークショップをレポートしています。
(随時更新)mimaculog (ミマカログ)
mimacul 冊子
mimacul ワークショップを経て冊子が完成しました。

『mimacul』
2019年2月12日発行
mimacul メンバー著、小高知子・増田美佳編、京都芸術センター・増田美佳発行

詳細・問合せはこちら

mimacul 参加メンバーによる上演『さよならあかるい尾骶骨』
mimacul ワークショップの参加者、小高知子によって書かれた戯曲『さよならあかるい尾骶骨』がmimacul参加メンバーによって上演。KYOTO EXPERIMENT 2019 フリンジ「オープンエントリー作品」。

2019年10月4日(金)19:00
    10月5日(土)14:00/19:00
    10月6日(日)13:00/18:00

詳細・問合せはこちら

増田美佳(ますだ みか)

1983 年 京都生まれ。ダンサー、詩人・文筆家 嵯峨実果子のゴーストライター。これまでに山下残、松本雄吉、岡田利規、相模友士郎、篠田千明、林慎一郎などの舞台作品に出演。また嵯峨実果子としては『パラピリオの森』『Kawalala – rhapsody』にて展覧会イメージとなる短編小説を執筆。ウェブマガジンCLASSROOM Mag にてコラム「惑生探訪記」を連載中。平成27 年度第33 回 世田谷文学賞詩部門受賞。京都市立芸術大学 非常勤講師。

Co-programとは

京都芸術センターでは、アーティストとの連携を強化して創作・発表の場を広げるべく、昨年度よりCo-programを始動。カテゴリーA「共同制作」(公演事業)、カテゴリーB「共同開催」(展覧会事業)、カテゴリーC「共同実験」(リサーチ、レクチャー、ワークショップ等)、カテゴリーD「KAC セレクション」(舞台芸術の分野での発表に限定した支援)の4つの枠組みの中でプランを募集しています。

主催

京都芸術センター

問合せ先

京都芸術センター
TEL: 075-213-1000
FAX: 075-213-1004
email: info@kac.or.jp

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