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創作ワークショップ 「『息』をし続けるために」三野新/ニカサン

ジャンル
その他/演劇
カテゴリー
ワークショップ
開催日時
2019年6月30日(日)
会場
京都芸術センター 制作室5 ほか (詳細は後日参加者の皆さまに連絡致します)
料金・その他
無料
事業区分
主催事業
創作ワークショップ 「『息』をし続けるために」三野新/ニカサン
創作ワークショップ 「『息』をし続けるために」三野新/ニカサン

写真家・劇作家・演出家の三野新によるワークショップ

【Co-program 2019 カテゴリーA 採択企画】

このワークショップは、9月に上演予定の『うまく落ちる練習』へむけた関連企画として実施します
 ■6月30日    ワークショップ(応募)
  7月1日 – 5日  ワークショップ(有志)
 ■7月6日      試演会
 ■9月14日 – 16日 本公演『うまく落ちる練習』

ワークショップ内容
サミュエル・ベケット『息』と、三野新作品「『息』をし続けている」をてがかりに、それを通じて京都の再開発について身体的かつ集団的に経験するための方法を探ります。
具体的な行程としては、京都芸術センター制作室にて、三野による作品やワークショップ意図についてレクチャーの後、崇仁地区と南九条地区をワークショップ参加者と歩きながら、撮影や録音をします。その後、京都芸術センターの制作室にて記録されたものをもとにした三野と参加者によるディスカッションを通して作品制作を行ないます。

ステートメント
京都市内において「滑らか」で「つまらない」風景を探し、表現としての介入の手立てを探す。日本では現在、経済的な合理性のため複合体を志向する都市計画のなか、仮設的な工事空間が全国的に乱立し、「滑らか」な都市風景が増殖を続けている。その中で、個人が生きるための「風景の襞(ひだ)」をどう見つけ出すかを私は考えている。人が見て「つまらない」という風景の中において、どうその襞を見つけ出すか、あるいは、襞などないのかもしれない。「つまらない」風景の中における、つまらない風景を舞台とした物語、あるいは身体的身振りにこそ興味があり、そこに現代性を私は見出している。
今回最終的に目論むのは、そのような場所・風景の中で、拙作パフォーマンス作品「『息』をしつづけている」の上演を行うこと。アーティストとしての外部の視点から現地の状況を見聞きし、考えたことを並置させる手段としてパフォーマンス上演を行う。それが最終的なものとは考えていない。一つの比較が必要なのだ。比較するためには、ある種の同質性と差異をそれぞれの対象において見出す作業が要る。リサーチとワークショップ、そしてパフォーマンス試演会それぞれ、そして全体が、その作業につながっている。
                               ーー三野新

日時
2019年6月30日 (日)
13:00-18:00
会場
京都芸術センター 制作室5 ほか (詳細は後日参加者の皆さまに連絡致します)
定員
10名程度 (応募内容により選考を行う場合があります)
料金
無料
参加資格
演劇経験不問。積極的に参加していただける方歓迎!
<こんな方におすすめ!>
・現代アートや舞台芸術における創作ワークショップに参加し、その方法や構成を学びたい。
・再開発やそれにまつわる人間のあり方などの都市論や身体論に興味がある。
・サミュエル・ベケットの作品や、メディア横断的な制作に興味がある。
ワークショップに参加される皆様へ
*本ワークショップは1日で完結するものですが、最終的には7月6日(土)にパフォーマンス作品を試演会として発表することを目指します。
 参加者の有志の方には、7月6日(土)に行うパフォーマンス作品の共同制作をお願いする場合がございます。もしお受けいただいた場合、7月1日(月)〜6日(金)のうちの任意の3日間で、追加リサーチ及びワークショップへご参加いただきます。(その際は薄謝ですが出演料をお支払いします。)
*ワークショップ参加者には、パフォーマンス作品試演会を無料でご鑑賞いただけます。
*ワークショップの内容は、9月中旬に京都芸術センターにて行われるニカサン/三野新 の新作公演『うまく落ちる練習』の内容に反映されることがございます。ご了承ください。

三野新

三野新(みの・あらた)
1987年福岡県生まれ。ニカサン主宰。写真家、劇作家、演出家。「 恐怖の予感を視覚化する」ことをテーマに作家活動を行っており、物語・写真行為・演劇 を横断的に試行/思考しながら制作している。 主な受賞歴にフェスティバル / トーキョー 12’ 公募プログラム選出、第2回 ・ 第4回写真「1_WALL」展入賞、第17回AAF戯曲賞ファイナリストなど。
website: https://www.aratamino.com

Co-program とは

京都芸術センターでは、アーティストとの連携を強化して創作・発表の場を広げるべく、2017度よりCo-programを始動。カテゴリーA「共同制作」(公演事業)、カテゴリーB「共同開催」(展覧会事業)、カテゴリーC「共同実験」(リサーチ、レクチャー、ワークショップ等)、カテゴリーD「KAC セレクション」(舞台芸術の分野での発表に限定した支援)の4つの枠組みの中でプランを募集しています。
詳しくは事業紹介ページへ

主催

三野新/ニカサン、京都芸術センター

問合せ先

京都芸術センター
TEL:075-213-1000
FAX:075-213-1004
E-mail:info@kac.or.jp