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光冠茶会 ヤノベケンジ「渡月藻庵」特別展示

ジャンル
美術
カテゴリー
展覧会
開催日時
2021年3月18日(木)~2021年3月21日(日)
会場
嵐山公園中之島公園
料金・その他
無料
事業区分
受託
光冠茶会 ヤノベケンジ「渡月藻庵」特別展示

嵐山・中之島公園にヤノベケンジさんの茶室を4日間の特別展示!

京都・まちじゅうアートフェスティバル実行委員会では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により活動の機会が失われている芸術家に発表・活躍の場を提供し、京都市内各地で文化芸術の魅力を発信するため、「光冠茶会(ころなちゃかい)」を実施します。

光冠茶会に関連し、嵐山・中之島公園にヤノベケンジの茶室《渡月藻庵》を4日間、特別に展示します。

 《渡月藻庵》は、2009年に製作された《ULTRA-黒い太陽》を元とし、これまでに幾度となく、災害やエネルギー問題、食糧問題等を扱いながら深化をとげてきた作品です。
 近年では京都京セラ美術館で開催された「KYOTO STEAM2020」にて《Seed of Life生命の実》として展示されました。その際には、気候変動の影響で自然災害が多発し、新型コロナウイルスのような感染症が蔓延する時代にいかに生き延びることができるのかを想定した《藻バイルハウス計画》の中で、最低限自給自足できる移動可能な家として再構成されました。
 また今回、太陽や月の光冠の名のついた茶会のために、月が渡る橋の袂に、一見ウイルスのようにも見える本作を展示し、月と太陽という宇宙をイメージさせるマクロの世界と、現在私たちが直面するウイルスとの戦いや近年エネルギーや食糧の代替として注目を集める藻類というミクロの世界を、同時に体感できる茶室として見立てます。
 長い歴史から見るとウイルスも人類と共存する生物であり、自然や環境の変化によって厄災として現れます。ポストコロナ時代の共存や共生、持続可能な社会を考える上で、本作品の形状やコンセプトは示唆的であり、ミクロとマクロの時空間を旅するドーム型の小宇宙は、「2021年宇宙の旅」にむかう、そんなはじまりの場所にもなっています。

日時
2021年3月18日 (木) – 2021年3月21日 (日)
会場
嵐山公園中之島公園
光冠茶会について
2021年2月~3月の機関に、席主10名による多彩な茶会をオンラインで配信します。参加者には事前に席主が選んだお茶やお菓子を詰め合わせた茶箱が届き、京都らしい特色ある会場からのライブ配信を視聴してお愉しみいただきます。

ヤノベケンジ「渡月茶会-2021年宇宙の旅」のアーカイブ配信チケットも購入できます(購入は3/31まで)。
https://corona-chakai.kyoto/

ヤノベケンジ(現代美術家)

現代美術作家。京都芸術大学教授兼ウルトラファクトリー・ディレクター。1965年、大阪生まれ。1991年、京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。

1990年初頭より、「現代社会におけるサヴァイヴァル」をテーマに実機能のある大型機械彫刻を制作。1997年より、放射線感知服《アトムスーツ》を身にまといチェルノブイリを訪れる《アトムスーツ・プロジェクト》を敢行。2011年、東日本大震災後、希望のモニュメント《サン・チャイルド》を制作し、国内外で巡回。2013 年、瀬戸内国際芸術祭で《スター・アンガー》とビートたけしとの共作《ANGER from the Bottom》を出展(後に恒久設置)。2019年、人類の
守護獣《KOMAINU ―Guardian Beasts−》を比叡山延暦寺に奉納展示。コロナ禍の2020年3月末、疫病から人々を守る願いを込め京都芸術大学正門前に再展示。アートの枠組みを超えた幅広い創作活動を続けている。

http://www.yanobe.com

主催

京都・まちじゅうアートフェスティバル実行委員会(構成:京都市等)

共催

企画:京都芸術センター

URL

https://corona-chakai.kyoto/

問合せ先

光冠茶会事務局
TEL:075-211-3491 (平日10時~18時)
e-mail:info@corona-chakai.kyoto

チケット/申し込み

※無料・予約不要