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五感で感じる和の文化事業「先覚に聴く」

ジャンル
伝統芸能
カテゴリー
トーク/レクチャー
開催日時
2017年3月25日(土)
会場
京都芸術センター フリースペース
料金・その他
有料
事業区分
主催事業
五感で感じる和の文化事業「先覚に聴く」
(C)2016「映画 日本刀 ~刀剣の世界~」製作委員会
五感で感じる和の文化事業「先覚に聴く」

刀剣研磨の道を究めてこられた本阿彌光洲さん、結髪を通して公家や武家、装束様式などの文化を今に伝える南登美子さん、ふたりの先覚者にお話を伺います。

「先覚」には、学問や見識のすぐれているという意味と、人より先に物事の道理を悟るという二種類の意味があります。時代状況を含め、様々な労苦を乗り越えてこられた先覚者の話に耳を傾け、考える機会になればと思っています。
今回は、代々、刀剣の研磨技を引き継ぎ現代に優れた刀剣を送り出す本阿彌光洲さんと、時代考証をもとに公家・武家の風俗・装束様式の伝統を学び、結髪を通して当時の文化を今に伝える南登美子さんを招いてお話を伺います。
日時
2017年3月25日 (土)
15:00-17:00(14:30開場&受付)
会場
京都芸術センター フリースペース
五感で感じる和の文化事業とは
五感で感じる和の文化事業は、京都だけでなく国内の貴重な伝統芸能・文化を収集発信し、将来に継承する拠点施設となる「国立京都伝統芸能文化センター(仮)」の誘致を目指したモデル事業として、多彩なプログラムと実験的な試みを展開しています。伝統と向き合うことで新たな創造へとつながることを目指しています。

本阿彌光洲(ほんあみこうしゅう)

1939年、東京都生まれ。1962年國学院大學史学科卒業後。同年、父・本阿彌猛夫(号 日洲、1975年重要無形文化財保持者認定)に師事し研磨に従事。光意系本阿弥家十八代を継ぐ。1984年文化庁より猿投神社蔵・重要文化財太刀行安の研磨、法隆寺聖霊院安置・国宝卒末呂王所持太刀(無銘)の研磨修理監修を委嘱。東京国立博物館、宮内庁、財団法人永青文庫、京都国立博物館ほかより研磨修理の委嘱を受ける。2009年公益財団法人日本刀文化振興協会理事に就任。2010年公益財団法人日本刀文化振興協会理事長就任(在任中)。2014年国指定、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。2016年春日大社、正遷宮御神宝毛抜太刀研磨する。

南登美子(みなみとみこ)

1928年京都生まれ。祇園に店を構える創業1888年(明治21年)のミナミ美容室3代目代表取締役。髪を後ろに垂らして結う「垂髪(すべらかし)」や,芸舞妓の「島田」や「勝山」など日本伝統の髪型を結い上げる有職美容師として活躍。150種類以上の多様な日本髪の結髪に加え,各時代の装束にも精通し,結髪・着付に関する高度な知識と技術をもってその伝承に務めてきた。長年にわたり伊勢神宮祭主結髪着付を担当し,2013年での伊勢神宮式年遷宮での池田御祭主,黒田臨時御祭主の結髪着付の奉職を果たす。葵祭斎王代結髪着付,時代祭皇女和宮結髪着付などを現在も手がけているとともに,美容業に携わるものが技術の研鑽と櫛への感謝を込めた祭典「櫛まつり」を先代師匠から継承・発展させ,2016年9月には第56回祭典を挙行し、各時代の衣装と結髪を通して後進の育成にも努めている。2017年、平成28年度京都府優秀技能者表彰受賞。

司会:小林昌廣(こばやしまさひろ)

情報科学芸術大学院大学教授。
1959年東京生まれ。大阪大学大学院医学研究科博士課程単位取得。医療・哲学・芸術の3点から見た身体論を構築。専門は医療人類学、身体表現研究、表象文化論、古典芸能批評。歌舞伎は3歳の頃から見続けている。古今亭志ん朝と同じ町内会であったのが自慢。主著に『病い論の現在形』『臨床する芸術学』など多数。

主催

京都市、京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)

問合せ先

京都芸術センター Tel.075-213-1000

料金

参加費 1,000円

チケット/申し込み

京都芸術センター電話またはホームページより受付開始
*事前申し込み、定員に達し次第受付終了