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『肉とヴェール 清田泰寛・神馬啓佑 二人展』

ジャンル
美術
カテゴリー
トーク/レクチャー/展覧会
開催日時
2016年12月3日(土)~2016年12月25日(日)
会場
京都芸術センター ギャラリー北・南
料金・その他
無料
事業区分
共催事業
『肉とヴェール 清田泰寛・神馬啓佑 二人展』
『肉とヴェール 清田泰寛・神馬啓佑 二人展』
『肉とヴェール 清田泰寛・神馬啓佑 二人展』
清田泰寛 《息くれよ!》 2016
『肉とヴェール 清田泰寛・神馬啓佑 二人展』
神馬啓佑 《&Belt》 2016

画家の内側にある、ねっとりとした生々しい感覚をもとに絵を立ち上げるふたりの若手作家の絵画作品を展覧します。

 清田泰寛と神馬啓佑、ともに1985年に生まれ京都市内の芸術系大学を卒業後、京都で活動をつづける二人の画家の実践は、「なぜいま絵画なのか」という問いに応答する。両者は、言葉/概念が画家に与える印象、あるいは日常的に用いている品への愛着といった極私的な感覚を導きの糸として、絵を立ち上げていく。絵を描く時間の中で二人の身体感覚は織り込まれ、作品は「絵画にしかできないもの」として練り上げられていく。
 本展では、そのような二人の絵画を形容するために「肉とヴェール」という言葉を用いる。
 肉。先に「身体感覚」という言葉を用いたが、実は両者の作品の要にあるのは、身体といった客体的なものではない。画家の内側にねっとりと結びつき、画家自身を形づくっているような、すなわちそれは、肉と呼ぶにふさわしいものだ。
 ヴェール。肉は、そのまま提示されるのではない。画家の内側にあったものは、絵画が描かれる時間の中でキャンバスの上に積み重なるか、あるいは透明な表面の奥に置かれる。肉自体がヴェールとなって折り重なる、あるいは肉にヴェールがかかる。
 このようにして両者の作品は絵画として成り立つ。
日時
2016年12月3日 (土) – 2016年12月25日 (日)
10:00-20:00
入場無料・会期中無休
会場
京都芸術センター ギャラリー北・南
出展作家
清田泰寛、神馬啓佑
関連プログラム
アーティスト・トーク
[日時]12月4日(日)14:00
[会場]ギャラリー北・南
[料金] 無料
[ゲスト] 法貴信也(画家)
※事前申込不要

レクチャー「絵画と時間」
[日時] 12月17日(土)14:00−16:00
[講師] 林道郎(美術史・美術批評)
[会場] ミーティングルーム2
[料金] 無料
[定員] 30名
お申込みはこちらのページをご覧ください

清田泰寛(きよた やすひろ)

1985年大阪生まれ。2011年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了。主な個展に 『雷雷抱雷雷』(2014年、京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA/京都)、『閉じサーキット』 (2009年、Antenna AAS/京都)など。主なグループ展に『未来の途中のリズム―美術・工芸・デザインの新鋭10人展』(2016年、京都工芸繊維大学美術工芸資料館/京都)、『still moving @KCUA』(2015年、京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA/京都)、『The Hundred Steps 成果発表展/SHOWCASE』 (2015年、京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA/京都)、『ART COURT FRONTIER 2014 #12』(2014年、アートコートギャラリー/大阪)など。

神馬啓佑(じんば けいすけ)

1985年愛知県生まれ。2011年京都造形芸術大学大学院芸術研究科芸術表現専攻修了。主な個展に『塑性について』(2015年、division/京都、N-mark/愛知)、『眼球に近い面』(2015年、HAPS/京都)など。主なグループ展に『スピリチュアル・イマジネーション 神馬啓佑+宮田彩加+山上渡』(LIXILギャラリー/2016年、東京)、『VOCA展 現代美術の展望-新しい平面の作家たち-』(上野の森美術館/2016年、東京)『Before Night Falls 夜になるまえに』(2015年、ARTZONE/京都) 、『THE MIRRORHold the Mirror up to nature』(2014年、名古屋商工会館/東京) など。

主催

「肉とヴェール」展実行委員会

共催

京都芸術センター

問合せ先

「肉とヴェール」展実行委員会
fleshandveil@gmail.com