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「聴く」ことの不透明性とマイノリティの表現
- ジャンル
- その他/美術
- カテゴリー
- その他/トーク/レクチャー/ワークショップ
- 開催日時
- 2023年12月16日(土)
- 会場
- 京都芸術センター ミーティングルーム2(南館3階)
- 料金・その他
- 無料
- 事業区分
- 主催事業
京都精華大学主催のアートマネジメント人材育成プログラム「あなたの隣を歩く人がいる」の一環として行われる本ワークショップでは、植民地主義と「聴く/聴かれる」ことの関係や抑圧の状況のなかで生まれる表現に光をあてる実践を手がかりに、私たちはどのように対話をはじめることができるのか、参加する皆さんと探究します。
①「〈聴くこと〉の政治と倫理を問うポストコロニアルの作曲実践:『その時代その場所における不透明性の中で聴く』の創作と検証から」
プレゼンター:樅山智子(作曲家、アーティスト、通訳者)
②「マイノリティの表現と対話をめぐって:当事者主義と専門家主義のはざまで」
プレゼンター:ほんまなほ(大阪大学COデザインセンター教授、ガムラン奏者)
第2部 対話の試み
「テーマ」をさだめず、会場で対話がうまれるための試みを行います。
——
「聴く/聴かれる」という関係は、力をあたえることもあれば、力をうばうこともある力の不均衡をうみだします。それは聴く技術の問題ではありません。むしろ、聴くことそのものが暴力へとなりやすい、あやうい行為である、ということです。
第1部では、作曲家として世界各地にて人と自然環境の関係性を問うプロジェクトを展開する樅山智子さんから、植民地主義的な暴力のなかで「聴かれることを拒否する声」が存在すること、そして、その声がもつ不透明性への権利を尊重するような聴くことの可能性を模索する意味についてお話しいただき、それをうけて、ほんまが、「当事者」「対話」ということばが社会で氾濫することの問題点を指摘し、南米におけるパウロ・フレイレの識字教育やアウグスト・ボアールの演劇などの実践を例にあげながら、「聴く/聴かれる」の非対称性にもとづく専門家とクライアントの関係ではない、抑圧やマイノリティの状況のなかでうまれる表現のゆたかさとつよさについて、話します。
第2部のワークショップでは、このふたりとともに、じっさいに、会場参加者のあいだで、対話というものがうまれるのかどうか、ささやかな試みをおこないます。(ほんまなほ)
- 日時
- 2023年12月16日(土) 14:30-17:30
- 会場
- 京都芸術センター ミーティングルーム2(南館3階)
- 定員
- 20名
※申込多数の場合は、アートマネジメント人材育成プログラム「あなたの隣を歩く人がいる」(2023年度プログラム通し受講)を優先させていただきます。
*2023年度プログラム通し受講についてはこちらをご覧ください。
- 参加費
- 無料
主催
[主催]京都精華大学
■協賛
株式会社グランマーブル
[プロジェクト監修]| 山田創平(京都精華大学国際文化学部長・教授)
[プロジェクトコーディネーター] 内山幸子
[企画協力]吉田守伸
[展示・パフォーマンスコーディネーター ] 勝冶真美、正木裕介(Gallery PARC)
*令和5年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業
共催
京都市、公益財団法人世界人権問題研究センター、京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)、一般社団法人HAPS
*KACパートナーシップ・プログラム2023(共催事業)
URL
問合せ先
京都精華大学 学長室グループ
〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
TEL : 075-702-5263(平日のみ)
Eメール : lgbtqseminar@kyoto-seika.ac.jp
※プログラム当日のお問い合わせはメールでお願いします。
WEB予約
2023年12月15日(金)までに、アートマネジメント人材育成プログラム「あなたの隣を歩く人がいる」公式サイトよりお申込ください。
託児サービス
若干名受け付けます(先着順)。
2023年12月8日(金)までに下記のフォームからお申し込みください。無料。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfU1KUnKMHjr898YqQqUBvn5iswEQrK1p7Aq0na_U1NxSE-kw/viewform