ダンサーが語る　第6回 ＜特別編＞　ゲスト：石井潤　寺田みさこ　中村美佳

石井　潤　　Jun Ishii

1966年にチャイコフスキー記念東京バレエ団に入団。69年第１回モスクワ国際バレエコンクールで第3位（銅賞）を受賞。72年からチューリッヒ オペラ座バレエ団、ボン市立劇場、フランクフルト市立劇場で活躍した。83年に帰国し、国内のバレエ団に客演しながら創作活動に取り組む。日本バレエ協会委嘱作品「泥棒詩人ヴィヨン」(88年)、京都国際音楽祭バレエの夕べにて「血の婚礼」(91年)「 インタープレイ」(94年)、東京フェスティバルバレエのアメリカ公演にて「ノリ」(95年サンフランシスコ)などを発表。その他「マニフィカト」「道」「カルメン」「シャンソネッタ・テデスカ」他多数。
1998年には、新国立劇場にて、劇場開催記念公演創作委嘱作品「梵鐘の聲」を発表。芸術選奨文部大臣新人賞、第19回橘秋子賞 特別賞。第20回・25回舞踊批評家協会賞、音楽新聞邦人ベスト３、東京新聞舞踊芸術賞などを受賞。
1997年より2004年まで新国立劇場のバレエマスター。

2005年　新国立劇場にて「カルメン」初演
2007年　名古屋市の委嘱により「ハムレット」発表
2008年　新国立劇場にて「カルメン」再演
　　　　 秋の合同バレエ祭「カルミナ・ブラーナ」公演（京都会館第２ホール）
2010年　文化庁国際芸術交流支援事業「全京都洋舞協議会グアダラハラ公演」
　　　　（メキシコハリスコ州立デゴジャード劇場）
　　　　 秋の合同バレエ祭～京都からメキシコへ～メキシコ凱旋公演
　　　　（京都会館第２ホール）
2011年　秋の合同バレエ祭～きらめく京のダンサー石井潤とともに～
　　　　「バッロ・ディヴェルテンテ」「今日のコンサート」「道」
　　　 「マニフィカト」公演（京都会館第２ホール）
2012年　京都市芸術文化協会賞　受賞
2013年　京都市芸術振興賞　受賞

寺田みさこ　Misako Terada

1987年より石井アカデミー・ド・バレエに所属。1991年より砂連尾理とダンスユニットを結成。2002年7月「TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD 2002」にて、『次代を担う振付家賞』『オーディエンス賞』受賞。
2006年以降ソロ活動も開始し、山田せつ子、山下残、白井剛振付作品などに出演。
自身の作品としては、2007年にソロダンス『愛音』や2013年にグループ作品『アリア』などを発表している。京都造形芸術大学芸術学部舞台芸術学科准教授。

中村美佳　Mika Nakamura

奈良県出身。みなみようこの元でバレエを始める。法村友井バレエ学校を経て同バレエ団入団、法村牧緒氏に師事し、以後退団までプリマとして踊る。新国立劇場バレエ団設立と共に契約ソリストとして入団、開場記念公演の石井潤氏振付『梵鐘の聲』の建礼門院徳子を踊り、以後６シーズンバレエ団公演に参加する。退団後石井潤氏に師事し、氏の様々な作品を踊る。これまでの受賞歴に、（財）松山バレエ団 芸術奨励賞（1991年）、村松賞（1995年）。