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[Exhibition] Maya Watanabe “EARTHQUAKES”

Genre
美術
Category
展覧会
Date and time
Sat, Jan 7, 2017 - Sun, Feb 19, 2017
place
Kyoto Art Center ワークショップルーム2 (南館3F)
Fees & Others
無料
Business Segments
主催事業
[Exhibition] Maya Watanabe “EARTHQUAKES”
[Exhibition] Maya Watanabe “EARTHQUAKES”
[Exhibition] Maya Watanabe “EARTHQUAKES”
photo by Kai MAETANI
[Exhibition] Maya Watanabe “EARTHQUAKES”
photo by Kai MAETANI
[Exhibition] Maya Watanabe “EARTHQUAKES”
photo by Sho Fujii

アーティスト・イン・レジデンスプログラム 2016
京都芸術センター×Res Artis / Videobrasil

 京都芸術センターでは、アーティスト・イン・レジデンス・プログラムとして、異なる文化に触れることで新しい芸術表現を生み出そうとする新進のアーティストや芸術分野の研究者等を受け入れ、滞在制作を支援しています。
 本年度より新しく実施するブラジル・サンパウロの映像芸術祭Videobrasil との連携プログラムでは、新進気鋭のペルー人映像作家マヤ・ワタナベを招へいし、約2ヶ月間のリサーチとプロダクションを行いました。本展ではその成果として、新作の映像作品《EARTHQUAKES》を発表します。
 Videobrasilはブラジル・サンパウロ市で隔年開催されている映像を中心とした芸術祭で、南米を中心にいわゆる第三世界とされる国々から先進的な映像作品を選出し、受賞者を世界各国のレジデンスプログラムへ送り出すといった若手作家へのサポートが充実していることが特徴です。ワタナベは2015 年に開催された第19 回Videobrasil で京都芸術センター賞を受賞し、レジデンスプログラムに参加することが決定しました。日本人の祖父を持つワタナベですが、彼女自身はアジア圏に来ることは初めてであり、かつ母語であるスペイン語以外での活動経験もほとんどなかったため、京都で取り組んだ本作は大きな挑戦だったと言えます。
 ワタナベの特徴は緻密な画面構成と、特定の場所・時間軸に依拠しない抽象度の高い物語を描くことにあります。特に近作ではミニチュアスケールの仮想世界を舞台として展開され、SF映画のようでありながらディティールは極めて即物的です。タイトルの《EARTHQUAKES》とは自然現象そのものではなく、物語の中で生じる崩壊を意味すると彼女は言います。タイムライン上で起こる事象が観客である私たちの感覚と突如として結びつくとき、イメージがもたらすリアリティを改めて知覚するのではないでしょうか。自らのルーツである日本のエッセンスを慎重に取り扱いながらも、研ぎ澄まされたまなざしで切り取られるワタナベの世界観に、どうぞご期待ください。
日時
2017年1月7日 (土) – 2017年2月19日 (日)
10:00-20:00
入場無料・会期中無休
会場
京都芸術センター ワークショップルーム2 (南館3F)
出展作家
Maya Watanabe
関連プログラム
オープニング・パーティ
日時:2017年1 月7 日(土)16:00
会場:ミーティングルーム2 ( 南館3F)

Maya Watanabe (マヤ・ワタナベ)

映像作家。リマ( ペルー) 出身。マドリッド( スペイン) とアムステルダム( オランダ) を拠点としている。南米を代表する新進気鋭の映像作家として、数多くのインディペンデント映画祭やアートフェア映像部門へ出品。主な展覧会に、個展『El Péndulo』(El Museo de la Memoria y los Derechos Humanos、チリ、2016)、グループ展『Do Disturb』(Palais de Tokyo、フランス、2015) など。ワークショップや舞台美術も手がける。

主催

京都芸術センター

問合せ先

京都芸術センター
TEL:075-213-1000
E-mail:info@kac.or.jp

協力

Associação Cultural Videobrasil

助成

平成28年度文化庁 アーティスト・イン・レジデンス活動を通じた国際文化交流促進事業
Amsterdams Fonds voor de Kunst