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FOCUS#1 ”KIUCHI ART CENTER”

Genre
Art
Category
Exhibition
Date and time
Fri, Jul 27, 2018 - Sun, Sep 9, 2018
place
Kyoto Art Center ギャラリー北・南
Fees & Others
無料
Business Segments
主催事業
FOCUS#1 ”KIUCHI ART CENTER”
design by Gallery PARC 正木裕介
FOCUS#1 ”KIUCHI ART CENTER”
《R無指定》2010年 ビニール生地にデジタル出力 「Art Court Frontier 2010#8」(Art Court Gallery|大阪)撮影: 表 恒匡
FOCUS#1 ”KIUCHI ART CENTER”
京都芸術センター展覧会「FOCUS」は、着実に制作・発表を続ける中堅アーティストに焦点をあて、個展形式で紹介するシリーズです。一貫した制作テーマ、新たな作品への展開、社会へのアプローチなど、それぞれのアーティストがもつ問題意識にじっくりと向き合い、鑑賞者との対話を促すような場となることを目指します。 第一回目となる本年度は、京都を拠点に活動を続ける木内貴志を紹介します。木内は素材や技法を限定せず、日常に埋もれた物事や、現代社会や美術における制度の矛盾などを、駄洒落や皮肉を織り交ぜて造形化します。「キウチ芸術センター」と題して開催する本展では、会場となる「京都芸術センター」の名称の一部でもある「センター/中心」から着想を得た新作を中心に発表します。 木内のユーモアを備えた鋭い批評精神がつくり出す世界をお楽しみください。
日時
2018年7月27日 (金) – 2018年9月9日 (日)
10:00~20:00
※8月14日(火)・15日(水)・16日(木)は休館
会場
京都芸術センター ギャラリー北・南
出展作家
木内貴志
関連企画
ギャラリーツアー
日時:7月28日(土)17:00 – 18:00
会場:ギャラリー南
料金:無料、事前申込不要

オープニングパーティー「木内貴志を囲む会」
日時:7月28日(土)18:00 – 19:00
会場:ミーティングルーム2
料金:無料、事前申込不要

ワークショップ「キウチ芸術センター模試」
日時:8月9日(木)13:00 – 16:00
会場:ミーティングルーム2
対象:現代美術に興味のある人(中学生以上)
定員:15名
持ち物:鉛筆、消しゴム
料金:無料、要事前申込
詳細はこちらをご覧ください

トークイベント「『現代アート』という言い方が嫌いだ!」
日時:9月8日(土)14:00 – 16:30
会場:ミーティングルーム2
出演:斉と公平太(現代美術作家)、木内貴志
料金:無料、事前申込不要
詳細はこちらをご覧ください

木内貴志

1973年京都市生まれ。成安造形大学造形美術科造形表現群洋画クラス修了。同研究生修了。手法や作風を限定せず、絵画や立体はもとより、企画性の強いイベント的行為作品など、様々な表現で社会や制度と個人の問題を作品化し「キウチズム」なる個人イズムの確立を追求している。
主な個展に『琳派四〇一年記念 リンパなキウチ展』(Gallery PARC、京都、2016)、『木内妄想芸術大学作品展-独りホームカミング-』(成安造形大学【キャンパスが美術館】、滋賀、2016)、『キウチトリエンナーレ2004・名前と美術』(GALLERY wks.、大阪、2004)など。
主なグループ展に「Drawing Exhibition 2017」(C.A.P KOBE STUDIO Y3、神戸、2017)、「ラジドク!-Radio Documenta-」(KUNST ARZT、京都、2013)、「愛の秘密工作室」(HEP HALL、大阪、2011年)、「Art Court Frontier 2010 #8」(ART COURT Gallery、大阪、2010)、「After School 放課後の展覧会」(元 立誠小学校、京都、2009)など。

キウチ、ゲイセンで個展するってよ

「画廊以上美術館未満」そろそろ僕もそんなとこでできる男になりたい、なんて、ここ十数年思ってました。そんな中、京都芸術センターで個展ができるという機会を得ました。
センターはまさにそんな「以上で未満」なちょうどいい真ん中だと思ってます。
過去に同所の公募等に落選したこともあったので、その時のプランも実現させる絶好の機会です。
なんせ、センターですからね。画廊でも美術館でもない、センター。京都の芸術のセンター。中心。

そんなセンターで、さて何しましょかね?ということでブツブツとセンターセンターと言ってたら、だんだん「センター」そのものが捉えられなくなり、センターってそもそもどういうとこなのよ?と彷徨い始めました。

ショッピングセンター、ゲームセンター、バッティングセンター、ハイレッドセンター、センター試験、センター争い、センター返し。センター中心に物事を考えるとますますよくわからなくなってきました。

そう、僕たちはセンターについて何も知らない。芸術のセンターのことも、アイドルのセンターのことも、今年の阪神のセンターが誰に固定されるのかも。

まて、そうだ。「センター」という和製英語に誤魔化されてるんやわ。と思い、和訳の「中心」でいこう!と今度はブツブツと中心中心中心中心中心中・・・ん?心中!?

自身は芸術中心の人生を送ってるかといえばそうでもない気もします。しかし、世の芸術家の方々は芸術と心中覚悟で取り組んでいるに違いないはずです。
ということで、そんな芸術家たちの心中を察しつつ、自身の「センター中心」な展覧会をなんとかしたい、と思っています。

実際はなかなかモヤがかかって見えないですが。

                              木内貴志

主催

京都芸術センター

問合せ先

京都芸術センター
TEL:075-213-1000
FAX:075-213-1004
E-mail:info@kac.or.jp

協力

Gallery PARC