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Exhibition “Two Rooms and Three Cases”

Genre
美術
Category
展覧会
Date and time
Tue, Aug 27, 2019 - Sun, Sep 29, 2019
place
Kyoto Art Center ギャラリー北・南
Fees & Others
無料
Business Segments
主催事業
Exhibition “Two Rooms and Three Cases”
関川航平『強く移動する』, 2018, パフォーマンス
撮影:市川勝弘 ©スパイラル(株式会社ワコールアートセンター)
Exhibition “Two Rooms and Three Cases”
山中suplex『山中suplex毎年恒例! BBQ!』活動記録, 2019,
撮影:前谷開
Exhibition “Two Rooms and Three Cases”
タカハシ 'タカカーン' セイジ
『「芸術と福祉」をレクリエーションから編み直す』
Exhibition “Two Rooms and Three Cases”
関川航平《散歩られ》 撮影:井上嘉和
Exhibition “Two Rooms and Three Cases”
関川航平《散歩られ》 撮影:井上嘉和
Exhibition “Two Rooms and Three Cases”
山中suplex《二つの部屋、三つのケース》 撮影:前谷開
Exhibition “Two Rooms and Three Cases”
山中suplex《二つの部屋、三つのケース》 撮影:前谷開
Exhibition “Two Rooms and Three Cases”
タカハシ 'タカカーン' セイジ《京都レクリエーションセンター~施設のための試演~》 撮影:井上嘉和
Exhibition “Two Rooms and Three Cases”
タカハシ 'タカカーン' セイジ《京都レクリエーションセンター~施設のための試演~》 撮影:守屋友樹

三組のアーティストによる、二つの部屋を使った三つのケース。

京都芸術センターは、創作のためのひらかれた施設として2000年にオープンしました。開館以来、展覧会、パフォーマンスなどの多様な形でアーティストたちの作品が提示され続けています。
しかし、作品と一口に言っても、絵画、ダンスなどのいわゆる「作品」だけが「作品」とはいえず、展覧会・パフォーマンスが行われている空間、その瞬間、そこに居合わせた人たちが存在する/関わることによって生成される場を一つの作品としてみることもできるのではないでしょうか。

本展では、展覧会という形式をとりつつ、三組のアーティストが、京都芸術センターの特徴的な北・南ギャラリーという二つの部屋を同時につかいながらそれぞれ作りだす三つの時間・場を提示します。一ヶ月にわたる展覧会会期中に、それら三つのケースを順々に追っていきます。

私たちの身の置き方によって、三つのケースの時間と状況は様々に変化しうるでしょう。それは、この展覧会を共につくることに他なりません。アーティストの試みを、私たちが拡張する刺激的な場をお楽しみください。

日時
2019年8月27日 (火) – 2019年9月29日 (日)
10:00~20:00
9月6日(金)、9月17日(火)は展示替えのため休廊
会場
京都芸術センター ギャラリー北・南
ケース1:立ち会う アーティスト|関川航平
「散歩られ」
会期:2019年8月27日(火)-9月5日(木)

例えば、散歩をしているあなたが足を交互に動かすと過ぎ去っている周辺の景色のどこかに目が留まれば名前を呼べるので声に出すことはなくとも呼ばれることのできるそれがそれ以外の周辺と区切れのない風景として散歩をしているあなたを見送る時、風景の中の何かは散歩するあなたによって散歩られているのか。

ケース2:選択する、決定する アーティスト|山中suplex
「二つの部屋、三つのケース」
会期:9月7日(土)-9月16日(月・祝)

ギャラリー北と南を、山中suplexに見立て、STORAGE [倉庫]とWORKSHOP [工房]の機能を持たせます。二つの空間を使用した三回のワークショップを行い、山中suplexメンバーとワークショップ参加者とで作る三つの”ケース”を提示します。

ケース3:演じる アーティスト|タカハシ ‘タカカーン’ セイジ
「京都レクリエーションセンター ~施設のための試演~」
会期:9月20日(金)-9月29日(日)

当センターは、施設のための試演(みかたの共同開発を目的とし、「すごす」ことを手段とします。ときには「やってみたかったことをやってみるための時間」があり、日々の終わりに「試演会議」を開くのですが、「残せなさ」「残らなさ」を「残したさを伴って伝え続けてもらうこと」)を行います(2019.7.2現在)。

山中suplex 「二つの部屋、三つのケース」ワークショップ
●「展示する」ワークショップ
日時:9月8日(日)13時-17時(※間に休憩あり)
定員:5名
内容:「展示」することをテーマにしたワークショップ。倉庫(ギャラリー南)内にある作品や材料の中から選択し、工房(ギャラリー北)に配置します。
●「罠を仕掛ける」ワークショップ
日時:9月12日(木)11時-16時(※途中でお昼休みあり)
定員:5名
内容:山中suplexメンバー指導のもと”罠”をつかった猟についてのレクチャーを行い、その後「罠」をテーマにWSを行います。倉庫(ギャラリー南)内にあるいろいろなものを使って、工房(ギャラリー北)側に人に向けた罠を仕掛けます。
●「整理整頓」ワークショップ
日時:9月15日(日)13時-17時(※間に休憩あり)
定員:5名
内容:倉庫(ギャラリー南)に作品だけを残して、工房(ギャラリー北)に資材を運ぶ整理整頓ワークショップ。
※応募は下記フォームよりお願いします。
タカハシ ‘タカカーン’ セイジ「センタープレオープン」
日時:9月18日(水)10時-20時、19日(木)10時-16時のうち、タカハシがギャラリー北・南いずれかですごしているとき

内容:「京都レクリエーションセンター〜施設のための試演〜」のプレオープンです。20日(金)のオープンにむけて、ギャラリーの掃除、ギャラリーに置くものの搬入作業、オープンにむけてのシミレーションなどをしつつ、お茶などを飲みながらすごしています。京都芸術センターへの来館ついでに覗きに来てみてください。

タカハシ ‘タカカーン’ セイジ「京都レクリエーションセンター~施設のための試演」芸術倶楽部番外編 オープンカフェ
京都芸術センターのボランティア有志による「やってみたかったことをやってみるための時間」として「芸術倶楽部」がオープンカフェを開催。タカハシのアーティスト・トーク、インタビューを行います。

日時:2019年9月24日(火)14:00~15:30
会場:京都芸術センター ギャラリー北
※入場無料・申込不要・入退場自由

試演(レクリエーション)二次茶会「お茶をにごさず、水でごまかす」
9月29日はタカハシの展示最終日。
席主たる茶センター長(茶せん+センター長) タカハシ ‘タカカーン’ セイジが茶会を開きながら、試演会議(展示の振り返り)を行います。

日時:2019.9.29(日) 12時-16時
場所:ギャラリー南
参加無料、申込不要、途中入退場可
※座布団席、椅子席、ほか立ち飲み可
※飲食物、すごすためのグッズ持ち込み可

タカハシ ‘タカカーン’ セイジ 「振り返りラジオ」
「京都リクリエーションセンター~施設のための試演」を振り返るラジオ収録を行います。ラジオで紹介するお手紙を募集します。鑑賞者、ボランティアスタッフ、監視スタッフなどあらゆる参加者からのお手紙をお待ちしています。

お手紙募集の締切:2020年4月30日

収録したラジオは5月下旬頃オンラインで公開予定。

詳細はこちら

関川航平 (Sekigawa Kohei)

1990年生まれ。パフォーマンスやインスタレーション、展覧会企画などさまざまな手法で意味の伝達について考察する。主なグループ展に2019年「VOCA展2019」(上野の森美術館、東京)、2018年「トラベラー:まだ見ぬ地を踏むために」(国立国際美術館、大阪)、企画に2019年「5月」(以外スタジオ、とそれ以外)、2018年「漂泊する私性 漂泊する詩性」(横浜市民ギャラリー)など。

山中suplex (Yamanaka suplex)

滋賀県大津市にあるシェアスタジオ。現在10名の作家が在籍し、それぞれに作品制作を行っている。スタジオ機能はもちろん、展覧会やアーティスト・イン・レジデンスなど様々な企画を実践する。2019年Artist in Residence Order#1 「Artist Chi-Yu from Taiwan」(山中suplex、滋賀)、「かみこあにプロジェクト2019」(上小阿仁村、秋田)、2018年「にん間 木村舜」(山中suplex、滋賀)ほか多数。

タカハシ ‘タカカーン’ セイジ (Takahashi ‘Takakhan’ Seiji)

アール・ブリュットやその創作過程、舞台芸術との出会いから、イベント企画やパフォーマンスなど現在に繋がる活動をスタートさせる。2014年頃より「無職・イン・レジデンス」を始め、美術展参加、演劇上演協力など表現形態を超えた活動が活発化していく。2015年「古屋の六斎念仏踊り」復活事業に招聘され、現在も継承のため継続参加する。近年では「『芸術と福祉』をレクリエーションから編み直す」を2017年にスタート。一貫する関心は個人の表現欲求や尊厳(いる、ということ)、人が関係しあうことで発露する創意、連鎖的な創作性を様々な共同体の中にみる。

主催

京都芸術センター

URL

http://dev.kac-old.bankto.co.jp/events/26531/

問合せ先

京都芸術センター
 TEL:075-213-1000
FAX:075-213-1004
E-mail:info@kac.or.jp