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Wichaya Artamat / For What Theatre ”Juggle & Hide (Seven Whatchamacallits in Search of a Director)”
- Genre
- 演劇
- Category
- 公演
- Date and time
- Sat, Sep 30, 2023 - Sun, Oct 1, 2023
- place
- 京都芸術センター 講堂
- Fees & Others
- 有料
- Business Segments
- 主催事業
メタファーに秘匿された、小道具たちのアイデンティティ
アータマートはこれまでの作品のなかで、政治的なメッセージの検閲を回避するメタファーとして、さまざまな小道具を舞台に上げてきた。しかし、それは小道具がもつ“物”としてのアイデンティティを、演劇表現を通して抑圧してきたことにはならないか?
今作に俳優は出演せず、出演するのは、ある日の日付、額縁、歌、てるてる坊主、木、ピザ、扇風機などの小道具たち。アータマート本人は、各作品を生み出した政治的出来事や各作品における小道具たちの役割をたどりながら、自らの独裁的な振る舞いを省みる。アータマートは、小道具たちに意味を押し付けてきたことを考え、それらに「応答」する余地を与える。
遊び心がありながら転覆的な演出は、タイ国家のみならず、知らず知らずのうちに大きな権威構造に飲み込まれる自己・他者のありよう、そして過酷で不条理な状況を問い、乗り越える問題提起の方法へのアプローチを示唆するだろう。
- 日時
- 9月30日(土)14:00 ★
10月1日(日)13:00 ♡/17:00★ポスト・パフォーマンス・トーク
♡託児あり(要事前申込/各公演7日前まで) - 会場
- 京都芸術センター 講堂
- 上演時間
- 70分(予定)
- 言語
- タイ語(日本語・英語字幕あり)
- 注意事項
- ・開演後は途中入場不可。
・12歳以上推奨。
・一部暴力的な映像が含まれますので予めご了承ください。
ウィチャヤ・アータマート
演出家・For What Theatre 共同設立メンバー。1985年、タイ、バンコク生まれ。パフォーマンスに長らく魅了され、タマサート大学映画専攻を卒業後、Bangkok Theatre Festival in 2008 のプロジェクトコーディネーターとして劇場で働き始める。2009年には New Theatre Society に加わり、舞台芸術に対するさまざまな実験的・革新的形式のアプローチで注目される演出家となった。「東南アジア現代演劇界の最も有望な作家の1人」として称賛を集めている。社会が特定の月日を通して歴史をどのように記憶するのか、またいかに忘れてしまうかを探究することに強い関心を持っている。2014年に For What Theatre を共同設立し、Sudvisai Club、Collective Thai Scripts のメンバーでもある。代表作『 父の歌 (5月の3日間)』がクンステン・フェスティバル・デザール 2019 でヨーロッパプレミア公演を迎えて以来、ヨーロッパ、アジア、その他の地域で広範なツアー活動や創作活動を続けている。
For What Theatre
For What Theatre は、それぞれが劇団に所属する3人の演劇人によるグループ。ウィチャヤ・アータマートはNew Theatre Society、ササピン・シリワーニットはB-Floor Theatre、Ben BusarakamwongはCrescent Moon Theatreに所属。パフォーマンスの創作実験のための遊び場である。彼らの作品は演劇、ドキュメンタリー演劇、人形劇、パフォーマンスアート、写真、映像、インスタレーションなどさまざまな形式をとってきた。For What Theatre では、問題を含み複雑なタイの社会や政治を多様な方法で扱いながら、演劇という概念そのもの——タイの文脈においては凝り固まった、動かし難い意味を持っているように思われる言葉——を問い直そうとしている。
KYOTO EXPERIMENT 2023
KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭は、2010 年より毎年京都市内で開催している国際舞台芸術祭です。国内外の「EXPERIMENT(エクスペリメント)=実験」的な舞台芸術を創造・発信し、芸術表現と社会を、新しい形の対話でつなぐことを目指しています。
演劇、ダンス、音楽、美術、デザイン、建築などジャンルを横断した実験的な表現が集まり、そこから生まれる創造、体験、思考を通じて、舞台芸術の新たな可能性をひらいていきます。
2023年は、「まぜまぜ」をキーワードに、言語、アイデンティティ、文化の混ざりあいに目を向けた、世界各地の実験的な舞台作品を上演します。言語のあり方が変遷していくことや混交すること、個人のアイデンティティが常に変化し他者の影響が混じることなど、さまざまな「まぜまぜ」で複数性や流動性を思考の軸にしながらいまを捉えなおします。
主催
KYOTO EXPERIMENT
共催
独立行政法人国際交流基金
本作は令和5年度国際交流基金舞台芸術国際共同制作事業として制作されました。
URL
問合せ先
KYOTO EXPERIMENT 事務局
〒604-0862 京都市中京区少将井町229-2 第7 長谷ビル6F
Tel:075-213-5839(11:00–19:00 日曜・祝日休[開催期間中は無休])
Fax:075-213-5849
Mail:info@kyoto-ex.jp
料金
一般 3,500円
ユース(25歳以下)・学生 3,000円
高校生以下 1,000円
ペア 6,500円
※当日券は+500円(高校生以下は同額)
※自由席
チケット/申し込み
KYOTO EXPERIMENT チケットセンター
■オンライン:https://www.s2.e-get.jp/kyoto-ex/pt/
■電話予約:075-213-0820
■窓口:京都市中京区烏丸通夷川上ル少将井町229-2 第7長谷ビル 6F(最寄駅: 地下鉄烏丸線「丸太町」)
【取扱時間】
オンライン:年中無休、24時間受付。
電話・窓口:平日11:00-19:00(開催期間中は無休)
ミーティングポイント 四条烏丸
■窓口:京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町637 第五長谷ビル B1F
(最寄駅: 地下鉄烏丸線「四条駅」、阪急京都線「烏丸駅」)
【取扱時間】9/30-10/22の木・金・土・日・祝日の12:00-19:00
※9.30(土)のみ12:00-18:00
※フリーパス・各種セット券の取扱いはKYOTO EXPERIMENTチケットセンターとミーティングポイント 四条烏丸のみ。
ロームシアター京都チケットカウンター
■オンライン: https://www.s2.e-get.jp/kyoto/pt/(要事前登録)
■電話予約:075-746-3201
■窓口:京都市左京区岡崎最勝寺町13 1F
【取扱時間】
オンライン:年中無休、24時間受付。
電話・窓口:10:00-19:00 (無休。臨時休館日を除く)
チケットぴあ
■オンライン:http://t.pia.jp
年中無休、24 時間受付。
■京都芸術センター 窓口
〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
休館日を除く10:00-20:00で受付。