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Group Exhibition “The People of Kaesong Industrial Complex”

Genre
Art
Category
展覧会
Date and time
Sat, Oct 5, 2019 - Sun, Oct 27, 2019
place
Kyoto Art Center ギャラリー南、講堂、大広間、ミーティングルーム2
Fees & Others
無料
Business Segments
主催事業
Group Exhibition “The People of Kaesong Industrial Complex”
Group Exhibition “The People of Kaesong Industrial Complex”
Group Exhibition “The People of Kaesong Industrial Complex”
Group Exhibition “The People of Kaesong Industrial Complex”
イム・フンスン
Group Exhibition “The People of Kaesong Industrial Complex”
イ・ブロク
Group Exhibition “The People of Kaesong Industrial Complex”
ユ・ス

ソウル(韓国)、平昌(韓国)、そして京都へつないでゆく、3都市目の展覧会『ケソン工業団地』

半島を南北に隔てる軍事境界線からわずかに北。ケソン工業団地は、朝鮮民主主義人民共和国が土地と労働力、大韓民国が資本と技術力を提供して形成され、南北双方の人々が共に働く特異な場として2004年から10年以上にわたって操業されていた。しかし現在は両国間の政治的緊張のため2016年より閉鎖されている。2018年の夏、文化駅ソウル284で開催された展覧会「ケソン工業団地」は、ケソン工業団地を外から見た大きな経済の物語として語るのではなく、そこで日常生活を送っていた一人ひとりによって築かれていた親密なコミュニティにフォーカスし、ケソン工業団地の新しい肖像を描こうとする企てであった。その展覧会から、3人のアーティストによる作品を京都で紹介する。
縫製工場を模したイ・ブロクの『Robo Cafe』にはミシンを備えたテーブルが並び、生産性に関するスローガンを縫い取ったテーブルクロスがかかっている。棺を背負って山を登るイム・フンスンの映像作品『Brothers Peak』から、ソウルのゲイコーラスグループ・G-Voiceの歌声と脱北者のイ・ヒャンが演奏するアコーディオンが響く。南北の労働者が互いに交し合った贈り物を提示するユ・スのインスタレーションでは、贈られた物を見つめることによってケソン工業団地の本質的な意味は何だったのかを問いかける。
越境が可能な限られた時間の中で南北の人々の交流が育んだ種は、いかに未来へ開かれてゆくのか。
日時
2019年10月5日(土)- 10月27日(日)
10:00~20:00 ※10月5日(土)のみ10:00~22:00
会場
京都芸術センター ギャラリー南、講堂、大広間、ミーティングルーム2
関連イベント
【ギャラリーツアー】
開幕に当たり、グループ展「ケソン工業団地」の作品をめぐるギャラリーツアーを行います。
10月5日は、キュレーター・アーティストが、10月6日はスタッフが作品背景や鑑賞ポイント等について説明します。

【日時】
10月5日(土) 14:00-15:00 (*)
10月6日(日) 10:30-11:30
(*) この日のみキュレーター・アーティストを交えて

【会場】
京都芸術センター

【定員】
25名(要事前予約・先着順)

申込、詳細:https://www.kac.or.jp/events/27022/

イム・フンスン/Im Heung-soon

1969年生まれ。ソウルおよび済州島を拠点に活動するアーティスト・映像作家。写真・インスタレーション・映画をはじめとする様々な表現を用いて、社会的、政治的に周縁化され、資本主義や国家という枠組みにおいて疎外される人々の生き様を追いかける。『Factory Complex』(2014/2015)『Reborn』(2017)『Things that Do Us Part』(2018)を含む長編映画も手がける中、最近ではがシャルジャ・ビエンナーレ(2015、アラブ首長国連邦)、MoMA PS1(ニューヨーク)、国立新美術館(東京)、テート・モダン(ロンドン)、リンカーン・センター(ニューヨーク)、ポンピドゥー・センター(パリ)等で作品を発表。映画『Factory Complex』 は、2015年の第56回ベネチア・ビエンナーレで銀獅子賞を受賞している。

イ・ブロク/Lee Boo-rok

1971年生まれ。ソウルを拠点に活動するアーティスト。ソウル大学で オリエンタル絵画を学んだのち、言語や記号、アバターや自己、社会における相関的アイデンティティーの問題といったテーマを、ソーシャル・メディア・インスタレーション・映像・書籍を通して探求している。韓国国内だけでなく、海外でも作品を発表。作品はソウル市立美術館、光州市立美術館、国立現代美術館(ソウル)のアートバンクに所蔵されている。

ユ・ス/Yoo Soo

大学で写真を学び、韓国の雑誌『Minjog21』のフォト・ジャーナリストとして活動した後、現在はアーティストとして活動する。2006年5月にプレスセンター(ソウル)および民主公園(釜山)を会場に、展覧会「Pyeongyang people visit to Seoul」を企画。自らも作品を発表している。近年の活動に、南北朝鮮による満月台(開城市)の共同発掘プロジェクトに関する特別展を平昌郡で企画。

主催

京都国際舞台芸術祭実行委員会[京都市、ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)、京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター]

URL

https://kyoto-ex.jp/2019/

問合せ先

KYOTO EXPERIMENT事務局(平日 11:00-19:00)
〒604-0862 京都市中京区少将井町229-2 第7長谷ビル 6F
TEL 075-213-5839
https://kyoto-ex.jp/2019/contact/